そう、それが言いたかった

2010年にpixivではじめての処女作、『who are the hero』を投稿する。who are the heroを完結後は小説家になろうに移動。現在、思春期の少年、少女がゾンビたちが蹂躙する日本で戦う『エデンプロジェクト』と、はてなブログでネット小説書籍化本の批評ブログ、『そう、それがいいたかった』を更新中。

『同棲から始まるオタク彼女の作りかた』について

さて、今回紹介する作品はこちら、『同棲から始まるオタク彼女の作りかた』です。


同棲から始まるオタク彼女の作りかた (ファンタジア文庫)
著者:村上凛
イラストレーター:館川まこ
レーベル:ファンタジア文庫
発売日: 2018/11/20
出版社: KADOKAWA/富士見書房
ISBN-10: 4040729358
ISBN-13: 978-4040729350

あらすじ
理想のオタク彼女を作るため、俺はギャルで隠れオタクの二科心と同棲することに。「私を、オタク男子の理想に育ててくれるんでしょ?」ひとつ屋根の下で繰り広げられるオタクとギャルの新たな協定ラブコメ!

同棲からの主人公の改造計画

面白いですよ。
序盤の数ページがこんなヒロインに萌えてくださいねっていう小話なんだけどさ。主人公の語る理想のオタク彼女になるために、クラスで人気なギャルが頑張ってて可愛いんですよね。
2人はそれぞれ自分の趣味に理解のあるひとを彼氏彼女にするために恋活をしている。
んで、オタクの恋活パーティーで2人は偶然出会ってしまう。そこで二、三衝突を重ねるも互いを認め合うところで、ヒロインが家族の主張が原因で海外に移住しかねないピンチに。
オタ活を続けたいと願うヒロインを主人公が助けようとして2人の同棲がはじまる。
話の起点のため、ここまでの流れがスムーズなんだけど無理矢理くさくない。主人公がヒロインを助けたいと思うようになるまでの思考の流れと、ヒロインが海外に行くくらいなら一人暮らしをするという発想が、2人が出会って会話している中でできたものだから、僕らが応援できるものになってる。
そっからのオタクの恋活をやっていくためのヒロインの主人公に対する見た目の指導はなるほどって思いましたね。
最近のライトノベル読んでて思うけど、今のオタクって大変なんだなって思いましたよ。

ヒロインが可愛い

それと、ヒロインがメチャクチャ可愛いですね。ヒロインの的確なアドバイスに対して、主人公の指摘がさ、オタクの願望というかさ、シンプルに言って気持ち悪いとこがあるんだけどさ。
ケンカしながらも、なんやかんやで次の日には主人公の言う通りに頑張ろうとするとこは可愛い。
最近の時流でもあるvtuber のコスとかもしてくれますからね。

続きが気になる

続きが気になりますね。ラストが2人の間に信頼関係が生まれ、これから話が進展しますよって感じなので。
色々とまだはじまってないとこがあるんですよ。その辺が2巻、3巻で明らかになりそうなので次巻も追って報告いたします。