そう、それが言いたかった

2010年にpixivではじめての処女作、『who are the hero』を投稿する。who are the heroを完結後は小説家になろうに移動。現在、思春期の少年、少女がゾンビたちが蹂躙する日本で戦う『エデンプロジェクト』と、はてなブログでネット小説書籍化本の批評ブログ、『そう、それがいいたかった』を更新中。

『JK堕としの名を持つ男、柏木の王道』について


JK堕としの名を持つ男、柏木の王道 (角川スニーカー文庫)
著者:永菜葉一
イラストレーター:kakao
レーベル:角川スニーカー文庫
発売日: 2018年9月1日
出版社: KADOKAWA
ISBN:978-4-04-107252-3

あらすじ
会社員がJKを蹂躙?なのに好かれる!?!? 新感覚、年の差ラブコメディ

最強の会社員、爆誕! 闇堕ちしたJKたちを社会人パワーで蹂躙&救済!モテまくる!?

有栖川グループ社員の柏木啓介はある日、社長の思いつきで備品として聖ルルド学園へ送り込まれる。
そこでは資産家令嬢のJKたちが『借金返済ゲーム』と称し、殺し合いをさせられていた。
大人として見過ごせず、柏木は備品枠でゲームに参戦。生徒会の久遠寺玲花を倒し、泣かし、救済する。

「サービス残業だ。お前たちは俺が救う。あとは任せろ」
「こんな大人、初めて……っ。オジサマ、素敵!あたしを抱いて!」

絶望したJKたちを救うため、柏木の快進撃が始まった。会社員と女子高生の新たな王道、ここに開幕!

 面白いですよ。
 
 舞台は借金にまみれ没落した貴族の学生だけが通う学園。そこでは命を懸けたギャンブルが行われていた。
 作中のヒロインの父親であり、主人公の上司でもある社長は、学園の悪事を暴くためにヒロインを編入させ、主人公をヒロインの私物として学園のゲームに参加させる。

 社畜をベースにした怒涛の勢いのギャグでテンポよく進んでいく。サクサクと進んでいくから爽快感がありますね。挿絵のJKも肉感的でエロい。

 最初、設定だけ読んだときは『賭ケグルイ 1巻 (デジタル版ガンガンコミックスJOKER)』みたいなのかなと思いきや、主人公の社畜時代に身に着けたスキルによって無双することで話を強引に進めるギャグになっている。

 ギャグよりな設定でありながら、主人公とヒロインにはそういう人物としての背景がしっかりしていていい。キャラクターとしての魅力がしっかりとあります。

 2巻も追って報告いたします。