そう、それが言いたかった

2010年にpixivではじめての処女作、『who are the hero』を投稿する。who are the heroを完結後は小説家になろうに移動。現在、思春期の少年、少女がゾンビたちが蹂躙する日本で戦う『エデンプロジェクト』と、はてなブログでネット小説書籍化本の批評ブログ、『そう、それがいいたかった』を更新中。

ハーレムはこうでなくちゃっ! 『てのひら開拓村で異世界建国記』について

さて、今回紹介する作品はこちら、『てのひら開拓村で異世界建国記』です。

あらすじ
異世界に転生した少年・カイは生まれた時から邪神に呪われており教会の掟によって魔物だらけの弧島に捨てられてしまう。絶体絶命の状況に陥ったカイ…。助けが来ないこの島で生き延びることはできるのか!?と思いきや、なぜか島に住んでいた少女・アビスと共に暮らすことに。しかも邪神の祝福による『てのひら開拓村』というスキルを持っていて、箱庭内の村で自由に物を生産できるようになったり、貰った種から戦士(二頭身)や魔法少女(狐耳)が生えてきたりと、気付けば楽々サバイバルに!さらに島流しにあった少女や亡国の姫と女騎士を救ったりしてるうちに、あれ、いつの間にか国まで作ることに!?どこでも生産&交易能力で、異世界のんびり建国記!

小説家になろうで連載されていた『ネトオク男の楽しい異世界貿易』の作者、星崎崑(ほしざき こん)さんの作品です。

町を発展させる箱庭系が好きだった少年が20歳が来る前に病で死んでしまう。そんな彼が転生すると異世界の子供で、神様の祝福により特殊能力を持っていた。

神様の加護チート、スキルチートとパッと見は一緒なんですけどね。これは他の人とは違う特別な能力、プラス神様に認められているという社会的評価が入ってるってのが違いですね。

スキルは異世界での効力としては、資格のようなものですからね。

FUNAさんが書いてた『ポーション頼みで生き延びます』とか。あれも加護チートですね。

でっ、今回は神様に認められたってのが逆に枷になってしまう。ここが上手いですね。

洗礼の時、主人公がどの神様に祝福されていたのかがわかるんですけどね。それが、教会から迫害の対象となっていた邪神らしくってさ。主人公は邪神の祝福を受けた子として無人島に遺棄されます。

でもさ、主人公はすでに洗礼を自分でやっててさ。すでに神様の祝福を受けてさ。自分だけの能力をもっているんですね。それがてのひら開拓村。自分だけの村を作り出せる力。

村にどんどん手に入れたものを持ち込むとそれをもとに村は発展してさ。村でできたものはいろいろ外に持ち込めるんですよ。

それ使ってさ、主人公は衣食住を確保したり、魔物倒したりするんですよ。

面白いですよ。主人公の戦い方はちょっと特殊なザ・ワールド的だし。村の発展を見ていくと、ストーリーが進むたびに積み上がっていくものがあっていいですよね。

2巻はkindle版が出たら読みます。