そう、それが言いたかった

2010年にpixivではじめての処女作、『who are the hero』を投稿する。who are the heroを完結後は小説家になろうに移動。現在、思春期の少年、少女がゾンビたちが蹂躙する日本で戦う『エデンプロジェクト』と、はてなブログでネット小説書籍化本の批評ブログ、『そう、それがいいたかった』を更新中。

にじさんじの笹木咲とベルモンドバンデラスのカップリング、ダレパンダについて

昨日、8月28日、22時に、にじさんじベストパートナー決定戦が行われることがTwitterにて発表されました。

にじさんじとは、株式会社いちからが運営するvtuberグループ。2018年の2月から第1期のメンバーがデビューし、際立つ個性と個人個人の独自の企画力が話題となり広がっていった。
ライバーとしての個人を尊重する方針で、ライバーごとにリスナーの空気感が違う。それぞれにそれぞれの良さがあって独立しているが、箱としてのライバーどうしの交流も盛んだ。

そんななかで、にじさんじのライバーどうしの交流で魅力なのが「てぇてぇ」。もとは尊い。萌の最上級の表現だったのが、しだいにキャラどうしの関係性の良さを表す言葉に発展した。その後、にじさんじの楓と美兎のカップリング、カエミトの絡みを見て、「ひゃ〜尊ぇ尊ぇなぁ〜」と言う悟空の2次創作が話題となり、現在の「てぇてぇ」という言葉が生まれた。

「てぇてぇ」はしだいに男女のvtuberのカップリングにも使われるようになり、にじさんじ内でもさまざまなカップリングが生まれた。

今回はそのなかでのベストパートナーを決める配信らしい。参戦メンバーは、ぐんかん、紅ズワイガニ、くずんぼ、おりコウ。どれも切り抜きで見たし、生の配信を何度か見た、いかにもって人選だ。

そのなかで、ちょっとビックリするカップリングをみつけました。それが「ダレパンダ」。ベルモンド・バンデラスと笹木咲のカップリングです。

この二人が出たのは意外でしたね。あまりカップリングとして絡む回数は少ないですから。ただ、カップリングの経緯と、関係性はけっこう面白い。今回はこの二人について、僕が知ってることを語ろうかと思います。

彼女とベルモンド・バンデラスの関係は少々込み入ったものになる。そのことについて語るには、まず、笹木咲さんはどういう人物で、どんなことがあったかを話さなければいけない。

笹木咲、元にじさんじゲーマーズ(にじさんじ2期以降に別々でつくられたグループの一つ、後に統合された)。
ピンクの髪。かわいいウィスパーボイス。語尾の気の抜けるような「〜やよ」。同期の椎名唯華との絡みや悪ふざけは見てて面白い。

デビューは7月。スプラトゥーンやマインクラフトをプレイし、ゲーム部の道明寺ともコラボしてました。
しかし、11月に突然の引退。にじさんじゲーマーズでは、卒業式配信が行われ、ゲーマーズを去ることに。

この話を聞いてあれ、おかしいな? と思った方もいるでしょう。そう、笹木咲さんは11月15日に卒業したはずです。なぜ、今ここにいるのだろうか、と。

じつは彼女は、一度引退した後に二ヶ月後に復活をしたのです。

あれは1月のことでした。にじさんじ公式ツィッターアカウントから、笹木咲のシルエットとともにこんな言葉が流れました。「おかえりと言える日が来る」。

僕はTwitterで喜びの声ともに引用RTされたツイートで知ったんですが。あれをはじめて見たときは動揺しました。

その日の夜、笹木咲さんが記者会見風に経緯を発表。なんでも、彼女が引退を決めた当時、配信したいゲームが規約の事情でできなかった。なので、やりたいことができなくなったため、引退せざるおえなかった。

このゲームがたぶん任天堂だと思います。あの当時、任天堂のゲームを配信するには色々と面倒な手続きや規制、しがらみがありました。

しかし、彼女が引退した後。任天堂はその手続きの大元であるクリエイターズプログラムを廃止。任天堂のゲームが配信しやすくなりました。

そのことを、いちからさんにも伝えられ、彼女は復活を決意します。

当時、この辺の事情がにじさんじを追ってる人の一部には理解されていなかった。いわゆるFWを希望したサッカー選手がゴールキーパーしかやらせてもらえなかった。事務職希望だが、営業にまわされた、みたいな話なんですよ。それが好きな「ゲーム」ができないって言葉に引っ張られ、それはどうなん?って思った人もいたんですね。

この辺は配信者のこだわりを理解できてるか、できてないか違いみたいなもので、僕は後者だったので、少しモヤッとしていました。

そんななか、1月18日、笹木咲さんはある動画を投稿します。それが『笹木は嫌われている--命に嫌われているを歌ってみた』です。
面白いですよ。歌い手さんによく歌われている『命に嫌われている』の替え歌です。
聞いてて驚きましたね。歌詞を変えるだけでここまで歌の印象が変わるのか、と感心しました。自身の現状を歌いながらも、自分とメンバーとの関係性をコミカルに歌っている。
そして、この歌をきっかけにベルモンド・バンデラスとの関係がはじまります。

『笹木は嫌われている』にはこんな一説があります。にじさんじに復帰した笹木。その吉報はにじさんじメンバーにすぐ伝わりました。
しかし、それを伝えた笹木さんのチャットに返信が来ない。まだかまだかと待つそんななか、一人だけ自分の復帰を祝ってくれた人が。誰だろう、社、椎名、舞元、花畑? チャットを覗きこんだそこにいた名前はベルモンド・バンデラス。

この辺の展開に笑ったリスナーから、「ベルモンド・バンデラスだれやねん」という言葉が流行りました。
実際、僕もベルモンド・バンデラス知らなかったんですよ。

ベルモンド・バンデラス。夢の中にだけ存在するBARのマスター。マインクラフトではひたすらダイヤを掘る配信をしていた。にじさんじのライバー、柴犬のしばが母親。

渋い声と優しい人柄から、パズる前から熱心なファンも多く。ニコニコ動画ではすでに彼についての切り抜き動画が投稿されていて、笹木咲の『笹木は嫌われている』がランキング一位を取った際は、それらも上位に。

突如、チャンネル登録者数が増えた時は、『笹木に嫌われている』で自身が登場していたことを知らず。「誰やねん」で埋め尽くされたコメント覧に動揺。後に動画を見て事情を知る。

そこからマインクラフトで、他メンバーと交流する姿から人柄が評価されるように。

当時、僕自身も、人づてで聞いた印象から笹木さんのことをちょっとした問題児だと思っていたので、ベルモンドさんの評価が相対的に上がりました。

その後、二人はにじさんじバトルロワイヤルで同じチームを組み、そこでのコミカルなやりとりが切り抜かれ、「ベル笹」と呼ばれるようになった。

さらに舞元、椎名、ベルモンド、笹木の四人で家を作る配信を行います。

そこから、4月1日のエイプリルフール。二人は突如、こんな配信をしました。それがベルモンド・バンデラスと笹木咲の結婚報告。
もちろん、エイプリルフールのウソだ。
面白いですよ。記者会見風の動画や椎名唯華とのケンカなど、小芝居を絡めた配信は度々やっていたのだが、どれも茶番劇感が笑いを誘います。声色が幼いので、子供が一生懸命やるお遊戯を見てるような気分になるんですよ。この配信もそれを活かしたものになりましたね。

そして、5月に卯月コウ、魔界ノりりむ、笹木咲、ベルモンド・バンデラスの四人によるホラゲー『PACIFY』コラボ。
こちらは6月に第2回が行われた。

そこから2ヶ月おいての今回のコラボ。
個人的に今回の配信で一番の注目株ですね。ご覧の通り、二人の配信はコラボ数がまだ少ないから今からでも十分追える。
面白い二人なんでぜひ見てみてください。

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