そう、それが言いたかった

2010年にpixivではじめての処女作、『who are the hero』を投稿する。who are the heroを完結後は小説家になろうに移動。現在、思春期の少年、少女がゾンビたちが蹂躙する日本で戦う『エデンプロジェクト』と、はてなブログでネット小説書籍化本の批評ブログ、『そう、それがいいたかった』を更新中。

『異世界帰りのおっさんは父性スキルでファザコン娘達をトロトロに』について

さて、今回紹介する作品はこちら、『異世界帰りのおっさんは父性スキルでファザコン娘達をトロトロに』です。


異世界帰りのおっさんは父性スキルでファザコン娘達をトロトロに 1 (オーバーラップ文庫)
著者:高橋弘
イラストレーター:あゆま紗由
レーベル:オーバーラップ文庫
発売日: 2018/9/25
出版社: オーバーラップ
ISBN-10:4865543929
ISBN-13:978-4865543926

あらすじ
魔王を倒して日本へ帰還したら、「空白期間17年の中卒(32歳)」扱いとなった勇者・中元圭介。
そんな底辺生活を送る彼の元に、異世界から金髪巨乳美少女・アンジェリカ(16歳・処女)が押しかけてくる。
「勇者への献上品」として誘惑してくるアンジェに対し、事案化を避けるべく保護者として接する中元。
しかしその態度はファザコン拗らせたアンジェをかえって発情させてしまい――!?
【アンジェリカの性的興奮が70%に到達しました】
【同意の上で性交渉が可能な数値です。実行に移しますか?】
理性の蕩けたファザコン美少女達と勇者の、社会的生命をかけた戦いが始まる!?

面白いですよ。今月読んだ本のなかで一番ハーレム要素が強くて、サービスシーンの多いライトノベルです。

アンジェは異世界で勇者として活躍した主人公への献上品。主人公をパパと慕う。じつは設定に一捻りあるんですが、キャラクター性は王道なのでクセが強くなくシンプルに可愛い。

主人公の無双っぷりも、「舐めてたアイツはスゴイヤツ」を踏まえているため、爽快感があります。

序盤もいいですね。ヒロインたちの好感度がマックスの状態ではじまり、なんでこんなことになったんだって言ってから始まっているので、その後の異世界からの帰還後の暮らしが不憫に見えるけど、幸せになるのはわかってるからそこまで重く感じない。

最初から好感度マックスのヒロインとのやりとりには癒されるし、主人公のチートぶりには爽快感がある。

久々にライトノベルらしいライトノベルが読めてよかったです。

次巻も追って報告いたします。

異世界帰りのおっさんは父性スキルでファザコン娘達をトロトロに 1 (オーバーラップ文庫)

異世界帰りのおっさんは父性スキルでファザコン娘達をトロトロに 1 (オーバーラップ文庫)