そう、それが言いたかった

2010年にpixivではじめての処女作、『who are the hero』を投稿する。who are the heroを完結後は小説家になろうに移動。現在、思春期の少年、少女がゾンビたちが蹂躙する日本で戦う『エデンプロジェクト』と、はてなブログでネット小説書籍化本の批評ブログ、『そう、それがいいたかった』を更新中。

『魔法少女さんだいめっ』について

さて、今回紹介する作品はこちら、『魔法少女さんだいめっ』です。


魔法少女さんだいめっ☆ (ガガガ文庫)
著者:栗ノ原草介
レーベル:ガガガ文庫
発売日: 2018/6/24
出版社: 小学館
ASIN: B07DPL8V7K

あらすじ
「やーい、おまえの母ちゃん魔法少女ー!」幼い頃から魔法少女の息子としてからかわれてきた少年、ハル。ついに母親、ぷるりら☆遥奈が引退すると聞いて歓喜したのもつかの間、まさかの二代目契約を結ばされてしまう!絶対に魔法少女になりたくないハルは、全力で三代目を探すのだが…?「私は夢見草満咲。魔法少女になる女です!」ハルが出会ったのは、熱狂的な魔法少女オタクながら“才能ゼロ”の満咲だった!桜舞う町で、新たな魔法少女物語が幕を開ける―。熱血にして爽快!マジカル☆夢追いラブコメ!第12回小学館ライトノベル大賞ガガガ賞受賞作。

【期間限定お試し読み増量版】 魔法少女さんだいめっ☆ (ガガガ文庫)

魔法少女の才能ゼロの女の子が努力で魔法少女になろうとする話。
主人公のハルという男の子が、母親が魔法少女のため、幼い頃からからかわれていてさ。だからこそ、魔法少女が嫌いだった。
そうして高校生になった時、ついに母親が魔法少女を引退するのだが、2代目の契約をされてしまう。なんとか、魔法少女になることを避けたい彼は3代目をさがしたところ、満咲という魔法少女に対する熱意はあるも才能がない女の子を見つけ、彼女をサポートすることになる。
努力によって一歩ずつ前進していく様子を情緒的に描くことでスポ根のような熱血ものとして描いています。

設定も面白いですね。魔法少女の息子というのも珍しいし。その魔法少女が町の観光キャラとして成り立っているところもいい。

また、キャラクターも魅力的だ。この世界観をもっともっと味わいたいと思わせてくれる。
今回、僕が王道のストレートに面白い作品の感想を書くのが苦手なだけで、ストーリーもキャラクターも完成度の高い作品であることは確かです。ぜひ、2巻を読みたいですね。

気になった方はぜひ書店かアマゾンで購入してみて下さい。