そう、それが言いたかった

2010年にpixivではじめての処女作、『who are the hero』を投稿する。who are the heroを完結後は小説家になろうに移動。現在、思春期の少年、少女がゾンビたちが蹂躙する日本で戦う『エデンプロジェクト』と、はてなブログでネット小説書籍化本の批評ブログ、『そう、それがいいたかった』を更新中。

『友人キャラは大変ですか』について

さて、今回紹介する作品はこちら、『友人キャラは大変ですか』です。

あらすじ
出会っちまったぜ、俺の理想の主人公に!

俺の友達、火乃森龍牙。高校に入ってできた、気の置けない親友。

龍牙の第一印象は、「アニメとかに出てくる主人公っぽい奴」だった。そしてその思いは、すぐに確信に変わった。
まず、こいつは過去をほとんど話さない。で、よく授業を抜け出す。帰ってきたかと思えば、唇から血を流してたり、制服のあちこちが破けてたりする。

そして龍牙の周りには常に美少女がいる。学園のアイドル、雪宮汐莉。剣の達人であるクールビューティー、蒼ヶ崎怜。謎の転校生、エルミーラ・マッカートニー。こいつらが龍牙の前に現れると、俺は非常に疲れる。それぞれが龍牙と絡むたび、「お、おいリューガ! どうしてお前が雪宮さんと知り合いなんだよ!」とか、「う、麗しの剣士である蒼ヶ崎さんが、わざわざ教室までリューガに会いに!?」とか、「エ、エ、エルミーラさん! リューガなんかのドコがいいんスかぁ!」とか、必死に騒ぎ立てる羽目になるからだ。

……じゃあ何でやるのかって? それは俺、小林一郎が友人のプロだからだ。
主人公の中の主人公、火乃森龍牙を支える親友キャラこそが、俺の生き様だからだ。

――ベストフレンダー小林が贈る名助演ラブコメ、開幕!


現在、3巻まで出ているライトノベルです。結構面白いですよ。
あらすじの通り、主人公の小林一郎は主人公キャラの親友ポジを狙う男の子だ。
彼は自分には脇役の才能があると思い。そんな脇役としての自分を引き立ててくれる存在を探していた。
そんな彼がみつけたのが火乃森龍牙です。
龍牙はなんらかの異能を宿し、クラスのみんなに内緒で戦っててさ。小林はそれを知ってて、こっそり見てるわけですよ。
でさ、親友キャラとして生きてたんだけど。ある日、異能バトルを見ていたことを龍牙に知られてしまいってとこで話が動きます。
この小林のなんとしても脇役であろうとするためにじつは問題をどんどん解決する形に主役級の活躍をしているのが面白いですね。
あと、彼のスタンスってさ。『涼宮ハルヒの憂鬱』の序盤でさ。キョンが憧れていた立ち位置なんですよね。
最近、チート持ちなんだけど普通でいたいのってライトノベルが多いんだけどさ。
僕らって、ここ4年前くらいから普通でいるって難しくねって思い始めているんだよね。

4巻出たら買う予定です。

友人キャラは大変ですか? 4 (ガガガ文庫 た)

友人キャラは大変ですか? 4 (ガガガ文庫 た)

友人キャラは大変ですか? (ガガガ文庫)

友人キャラは大変ですか? (ガガガ文庫)

友人キャラは大変ですか?3 (ガガガ文庫)

友人キャラは大変ですか?3 (ガガガ文庫)

友人キャラは大変ですか?2 (ガガガ文庫)

友人キャラは大変ですか?2 (ガガガ文庫)