今日はビックデーターのはなしをします。今回は、最近の近況、バーチャルユーチューバーにハマっているよ、それの二次創作を書いているよ、バーチャル美少女ねむの美少女計画についてを話してから。ブロックチェーン・レボリューションって本を紹介して、その本を読んでたらビックデータに興味が出たんで調べたら、ビックデーターがヤベェぞってはなしをアメリカと日本。身近に起きうる話も例に出して、ビックデータがヤバいぞって話をします。
目次
- はじめに
- 『ブロックチェーン・レボリューション』とバーチャル美少女ねむの「全人類美少女計画」について
- 僕たちは情報を担保にサービスを利用している
- スノーデンによる告発
- 発端としての9・11
- ムスリムに対する監視
- おわりに
はじめに
最近、アマゾンで人工知能やブロックチェーン、ビックデータ、VR 技術の本を買い集めては読み漁っています。
なんでかといえば、バーチャルYoutuberにハマったからです。今、家に帰るとついYoutubeを開いてですね。休日のほとんどをバーチャルYoutuberに使ってる状態なんですよ。ぼんやりするときはさ。俺がバーチャルYoutuberになったとしたらみたいなこと考えちゃってさ。時間だけでなく、興味、関心みたいなんがすべてそれに奪われている。
こりゃマズいなと思うんだけどさ。こうなると、なかなか止められないことは自分のこととしてよくわかってるからさ。最近、意識していることが興味をズラして、せめて自分の人生をより良くする方向に持っていくことなんですよ。
つまり、バーチャルYoutuberを見たくなったらさ。できるだけ、それをほどほどにするためにさ。彼女らの二次創作を書いてみたりとか。progateやblender、unityの本読んでみたりしてさ。バーチャルYoutuberになる知識なり、技術を集めたりしているんですよ。
正直言って、やれるとは思ってないし。やる勇気もないんだけどさ。プログラミングを勉強しようって思う時なんて、これを逃したらもうないだろうからさ。せっかくだしやってるんだよ。
新しいPCを買うって目標を立てることで、そのために節約してみようって方向に誘導してみたりね。
二次創作もさ。最近、オリジナルのほうの展開が詰まってたから。二次創作に手を出すことで、小説を書く感覚を思い出せたらと思うしさ。
でさ、二次創作を書くにあたって、最近やっているのがさ。人工知能について調べたり、ブロックチェーンの本読んだりすることなんですよ。
SF書きたいな、と思うことがよくあるんですよ。処女作の『who are the hero』は、小学生の僕の考えた最強モンスターが、これまた、小学生の時に考えた火星で戦う異能バトルみたいなのをさ。中学と高校の時に付け足した設定を元に書いた黒歴史みたいなものなんだけどさ。あれもSFが書きたいと思って書いてたんですよ。
でっ、二次創作やるついでにちゃんと資料を読んで考えたようなのを書きたくてさ。最近読んでんですよ。
『ブロックチェーン・レボリューション』とバーチャル美少女ねむの「全人類美少女計画」について
でさ、二次創作をやるにあたって、最初に読みはじめた本がこちら、『ブロックチェーン・レボリューション』。
ブロックチェーン・レボリューション ――ビットコインを支える技術はどのようにビジネスと経済、そして世界を変えるのか
- 作者: ドン・タプスコット,アレックス・タプスコット,高橋璃子
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2016/12/02
- メディア: 単行本
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なんでこの本を最初に読んだかと言えばさ。バーチャルYoutuberのねむちゃんって人がいてさ。その人が唱える「全人類美少女計画」って考えのもとになってる本がこれだからなんですよ。
「全人類美少女計画」とは、VR 技術、ブロックチェーン技術が発展して、シンギュラリティになった時。全人類は自分が何者であるのか。自分の中にある人にみせるペルソナを自由に選べる時代が来るだろうという、ねむちゃんの予言です。
ねむちゃんはその時が一日も早く来ることを願って、バーチャル美少女ねむとして、誰もがアイドルになれる未来をみんなに提示しているんだよっていうさ。
今はまだ、俺にとっても、へんな宗教のように聞こえちゃう話があるんですよ。
彼女が抱く未来の前提にあるのがブロックチェーンです。
ブロックチェーンとは、仮想通貨の価値を保証する暗号技術です。みんなに見える形でつねにデータのブロックが増え続けているらしく。情報の改ざんが不可能らしいんですよ。
『ブロックチェーン・レボリューション』では、ブロックチェーンの基礎知識と、これを使えばあんなことができるこんなことができるよ、みたいなことが書いてあります。
いろいろあるんですけどね。利点として強調されているのが。ブロックチェーンがあれば、企業や政府から個人情報を守りながら、誰もがネットのサービス受けられることなんです。
でっ、こっからがビックデータのはなしになるんですけどね。
そもそも、なぜ個人情報を政府や企業から守る必要があるのか。俺、勉強不足なもんで、この本を読むまで知りませんでした。
なので、そもそもネットを利用しているうちに集められているビックデータってなんだったっけってことで関連書籍を読み漁ったんですよ。そしたら、面白い話がわりとあったんで話します。
僕たちは情報を担保にサービスを利用している
僕たちは様々なサービスを利用する代わりに、企業に情報を提供しています。このへんをクレジットカード、アマゾン、スマホの位置情報といった意識的である順で紹介しましょう。僕らが一番意識的に行っている情報提供によるサービスの利用はクレジットカードですね。クレジットカードを登録する際、住所、電話番号、年齢や職業、働いているひとは年収も聞かれますよね。しかも、このカードを利用することで僕らがふだんを何を買っているのかって情報もカード会社に伝わってしまいます。
それは、お金を右から左に動かすためにも個人の信頼が必要なため、しょうがないことなんですけどね。
それと同じくらいわかりやすいのがアマゾンでの購買履歴。よくあなたへのオススメってのがあるけどさ。あれって、僕らがアマゾンを利用して買ったのを見てさ。あなたと同じカテゴリーに属する人はこの商品も買っていますってことでさ。商品をオススメしているわけですよ。
さらに、一番怖いのがスマホの位置情報。僕らは電話を利用する際に、自分らがどこにいるのかって情報をスマホを通じて携帯会社さんに提供しています。刑事事件の際、もしあなたがなにかしらの事件にかかわっているとみなされたら、その日にどこにいるのかという情報をあなたの同意なしに携帯会社さんから調べられたりします。なぜなら、携帯会社に契約した時点で、位置情報を開示することを同意したことにされるからです。
こういう無意識のうちに僕らが提供している個人情報をビックデータというらしいんですけどね。これのなにが怖いかと言えば、こうした情報を使って、あなたの「プライバシー」が害されていることはもちろんのこと。これを使って、将来、あなたの本意でない評価が社会からくだされたり、とつぜん、あなたが社会から差別されるなんてことがあるかもしれないって話なんですよ。
スノーデンによる告発
まず、話さなければいけないのがアメリカの諜報機関NSAに勤めていたエドワード・スノーデンさんが2013年の6月にNSAによる民衆への監視を暴露したって話ですね。このへんがスノーデンさんの書いた『スノーデン日本への警告』やブルース・シュナイアーの『超監視社会』に書かれています。
なんでもですね。NSAさんはGoogle、Facebook、Yahooとかにさ。お前らのもっている個人情報をよこせ、よこさなかったら罰金にするね。これは秘密事項だからバラしたらダメだよって言ったらしいんですよ。
でさ、本にはいろんな企業がさ。これこれこういう理由があったから拒否できなかったとか、こういう対策をとったとかあるからさ。実際、だれがどんな感じで協力したのかは知らんけどさ。多くの企業がNSAに情報を提供したり、あるいはNSAがハッキングしやすいプログラムに変えたりしたそうだよ。
しかもさ、NSAの職員の中にはこの監視プログラムを私的利用しててさ。Gメールのえっちいプライベート写真を仲間同士で共有したりしてたそうだよ。そんなん聞いたらさ、もうメールとか使いたくなくなるよね。
このスノーデンさんの告発により、アメリカ数多くのテロリストではない普通の人々のビックデータを集めてましたよって話が世間に広まったんですよ。
あと、アメリカさんはスノーデンさんに、お前はNSAの秘密をばらしたからさっさと帰ってこいって言っててさ。スノーデンは、それなら私に裁判で世間に発言する機会をくれっていったんだよ。アメリカの返答は、お前には何もしゃべらせねぇけど、拷問だけはしないでおいてやるって言ったらしいよ。
そりゃ、スノーデンさんもアメリカには帰んないわな。
発端としての9・11
そもそも、なんでアメリカがそんなことをしてたのかと言えばさ。2001年9月1日に起きた同時多発テロが発端なんですよ。僕がちょうど小学5年生くらいですよね。アメリカの旅客機がセンタービルに突っ込んだんですよね。ビックリしましたよ。旅行客に扮したテロリストたちが旅客機をハイジャックしてビルに突っ込んだわけですから。
それをきっかけにイラク戦争が起きてさ。日本としてはさ。ぼんやりしとったら、テロが起こって、アメリカさんも戦争を始めてどうなるんじゃろってさ。僕らも平和を享受しながら、言葉にできない不安を抱えてたわけじゃないですか。
でさ、ブッシュ政権が終わってさ、世界初の黒人の大統領、バラク・オバマさんが誕生してさ。この時からテロを防ごうってんでやってたのがビックデータによる超監視社会だったって話らしいよ。そもそも、オバマさん、選挙の時点でビックデータを使った選挙運動をやってたそうです。そのへんは詳しく知りませんけどね。
ムスリムに対する監視
でさ、さっきから日本関係ないな~って思うじゃん。じつは違うんですよ。日本でもヤバイ話があります。2010年10月末に警視庁大三課のある捜査資料が流出しました。それがさ、日本に住む多数のイスラム教徒の方々の詳細な個人情報だったんです。警察の方はすぐ謝罪したんですけどね。これ、集めたのは俺たちじゃねぇよってさ。しらばっくれたんですよ。
だれが流出させたのか。十中八九、警察の中のだれかの仕業でしょうね。
これの恐ろしい話がさ。ただイスラム教徒だったって理由で個人がどんな生活を送ってたとか、どこに住んでいるといった情報を集めていたってはなしなんですよ。それがさ、テロから安全のためだって話になるんだけどさ。
じゃ、同じ立場だったらいいのか。そもそも、日本の公安警察がどの程度僕らのビックデータを管理しているのかって話はさ。まだわかってないんじゃないんじゃないかって話になるわけじゃないですか。
おわりに
つまり、何が言いたいかと言えばさ。僕らは意識的にしろ、無意識にしろ。たくさんのビックデータを社会に提供していて。それらは企業がマーケティングに使うだけでなく、政府や警察の管理下にも置かれていますって話なんですよ。
でさ、これの何が悪いのって思うひともいる。後ろめたいことがなければ、隠す必要はないはずだってさ。僕らがビックデータを社会に明け渡すことで得られるデメリットよりも、メリットのほうが多いはずだってさ。ビックデータをほめる人の中にはそう言うひともいるんだよ。
しかしさ、それだけじゃ終わらない話でもあるんですよ。
たとえばさ、中国ではさ。人工知能を使って、購買記録をもとに顧客の信用度を判別して融資するかしないかを判別しているらしいんだけどさ。これによって、お金を借りれない人と借りれる人が出るんだけどさ。銀行さんでは、顧客のどういった行動が信用度を下げているのかを顧客には明かさないんですよ。
これと同じことをさ。日本でも起きるかもしれないんですよ。
みずほ銀行さんがさ、ソフトバンクと協力して人工知能による融資の判断を行えるようにしていく予定だそうです。
このAIによる信用度評価ってのがさ、そのうち企業での採用面接でも使われる未来もあるそうです。検討している企業があるんですよ。
そうなってくると、審査の基準はわからないけど、ある日、なんらかの理由で不当な評価を受けて、いろんなサービスだったリ、将来の選択を狭められる未来ってのがくるかもしんないんですよ。
だからさ、ビックデータの話も関心持ったほうがいいかもわかんないですよ。
参考書籍