そう、それが言いたかった

2010年にpixivではじめての処女作、『who are the hero』を投稿する。who are the heroを完結後は小説家になろうに移動。現在、思春期の少年、少女がゾンビたちが蹂躙する日本で戦う『エデンプロジェクト』と、はてなブログでネット小説書籍化本の批評ブログ、『そう、それがいいたかった』を更新中。

バーチャルユーチューバー、輝夜月について

 2016年に活動を開始したキズナアイからはじまった、仮想空間から配信するユーチューバー、バーチャルユーチューバー。
 2017年にのじゃロリ狐娘おじさんによって、その名が急速に知られました。

ちょうど僕もこの頃に知りましたね。

でさ、こっからある人物の登場により、バーチャルユーチューバーが1ジャンルとしてニコニコ動画に流れ、大ブレイクしました。

そのきっかけになった方がこちら、輝夜月ちゃんです。

銀髪、ふわりとした髪のツインテール、ツリ目。プラスとイコールみたいな形の髪留めが電脳っぽくてカッコいいですね。
服も腰まわりの帯が和服っぽいんだけどさ。あれ、身体を締めつけるコルセットみたいになっててさ。だから胸が強調されている形になってるのもグットですね。

動画がいつもよく練られていて、面白いんですよね。

あの子の凄いとこがさ。最初のいりの場面ですよ。

キズナアイさんとか、ミライアカリさんとか、ばあちゃるとか。みんなさ、なんだかんだで最初の挨拶を固定しているじゃん。

でもさ、輝夜月さんはさ。いりの口上がさ。全部、違うんだよね。で、毎回内容がクスり以上笑える面白い話になってんですよ。

当たり前じゃんって思うじゃん。それが違うんですよ。

ライトノベルとか萌えキャラが主体のコメディってさ。じつはキャラで笑わせてるだけで。そこまで笑いのレベルを上げる必要ってないんですよ。

例えば、電脳少女シロちゃんってさ。毎日投稿してることでさ。清楚に見えるけど、じつはFPS系のゲームが好きで。プレイ中、物騒な言葉が出てさ。そのギャップが可愛いんだけどさ。ミリしら以外は笑える動画ってわけではないと思うんですよ。

輝夜月さんはさ。首を絞められたハム太郎のような特徴的な声。ガンガン距離を詰めていくギャルっぽい性格ってのも魅力なんだけどさ。

輝夜さんの動画って、全文を文字に起こして読んでも面白いと思うんですよ。そのくらいさ、毎回、前とは違う面白さを提供しようって気概を感じますよ。

おそ松さんに近いんですよね。あれもさ、有名声優を使った萌えキャラでさ。わりと挑戦的なギャグやってるんですよね。ファーストシーズンとか、次はどうなるんだってさ。最後まで目が離せなかったんですよね。

こういう、こだわりをやってるバーチャルユーチューバーさんは貴重ですよ。今までのアニメでないユーチューバーさんの動画ってさ。だんだん似通ってきちゃうんだけどさ。それはさ、キャラ重視の放送を重ねていくうちにどうしてもなっちゃうんですよ。色だってさ、どんどん同じとこに重ねると最後は黒になるでしょ。

キャラとは、人の性格や気質をわかりやすい色にしたものだからね。

じゃあ、黒すらシロに変えれるシロちゃんが最強だねって話はまた今度にしてさ。

つまりさ、輝夜月ってさ。月ちゃんはこんな子だよって決められるのを意識的に避けてるんですよ。

もちろん、バーチャルユーチューバーって言ってるけどさ。じつはあの子、自分が電脳空間にいる設定なのか。それとも、リアルに接点があるキャラなのか。並行世界、あるいは異世界の住民なのか。そういった世界観が決まることを避けてんですよ。

おかげで二次創作でも設定ばらけてますよね。ギャルだったり、後輩だったり、キズナアイと同居してたりね。

生配信をまだやってないのも、忙しいからもあるかもだけどさ。それだけじゃないんじゃないかな。

ただね、これもわりと弱点があるんですよ。

これ、バーチャルユーチューバーのさはなさんが言ってたんだけどさ。

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輝夜月さんってさ、はじめて動画を出してからすぐにパズってさ。閲覧数もエゲツない数字出してるんですけどね。逆に言えば、コンテンツの消費が早すぎるとも言えるんですよ。

その上、更新頻度が少ない。需要と供給のバランスが追いついてないんですよ。

だからさ、おそ松さん2期の最初みたいにさ。ファンが冷める可能性もちょっとある。実際、最初の頃の勢いはないですね。

とは言っても、最初の伸びが異常すぎてたし、輝夜月さんの今できている地位はちょっとやそっとじゃ揺るがない。

今後も要チェックなバーチャルユーチューバーです。

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