そう、それが言いたかった

2010年にpixivではじめての処女作、『who are the hero』を投稿する。who are the heroを完結後は小説家になろうに移動。現在、思春期の少年、少女がゾンビたちが蹂躙する日本で戦う『エデンプロジェクト』と、はてなブログでネット小説書籍化本の批評ブログ、『そう、それがいいたかった』を更新中。

『放課後は、異世界喫茶でコーヒーを』2巻について

 さて、今回紹介する作品はこちら、『放課後は、異世界喫茶でコーヒーを』の2巻です。

 

あらすじ

 ここは、この異世界でただひとつのコーヒーが飲める場所。現代からやってきた元高校生ユウが切り盛りする喫茶店だ。アイスコーヒーやパンケーキ、照り焼きバーガー、親子丼ならぬ親子パン等など新メニュー開発はもちろん、お客さんの話をカウンター越しに聞いてあげるのも喫茶店のマスターの仕事。女の子にモテたい。一生だらけて生きたい。ずっと愛しのあの子のそばにいたい。立派なお届け屋さんになりたい…この世界の住人たちにも様々な「夢」がある。そして、毎朝のようにカフェ・オ・レを飲みに来るようになったリナリアにも…?とびきりの料理と飲み物で、今日も異世界喫茶は賑わいます。 

 

 今回は一つの喫茶店を舞台に描かれる短編集ですね。前巻よりもグルメ要素は少なめ。主人公は唯一のグルメ回である卵かけご飯以外は影が薄めでさ。世界観の一部になってる。それによって、主人公の周囲の人間関係、キャラを掘り下げた巻になってますね。

 なかでもマフィアのコルレオーネさん。前巻ではちょっとだけしか出ていない彼のキャラがかなりたった短編もありましたね。

 それぞれの短編も、独立しているようで一つの一貫したテーマで繋がっているところもよかったです。

 続きも追って報告します。

 

 

放課後は、異世界喫茶でコーヒーを 2 (富士見ファンタジア文庫)

放課後は、異世界喫茶でコーヒーを 2 (富士見ファンタジア文庫)