そう、それが言いたかった

2010年にpixivではじめての処女作、『who are the hero』を投稿する。who are the heroを完結後は小説家になろうに移動。現在、思春期の少年、少女がゾンビたちが蹂躙する日本で戦う『エデンプロジェクト』と、はてなブログでネット小説書籍化本の批評ブログ、『そう、それがいいたかった』を更新中。

『スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました』5巻について

さて、今回紹介する作品はこちら、『スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました』の5巻です。

あらすじ
300年スライムを倒し続けていたら――巨大ダンジョンに行くことになってました!?

最初はあまりやる気がなかった私ですが、
探索の果て、遂には冒険者としての血が目覚め――たりなかったり(不思議!)
他にも、ベルゼブブの家に遊びに行ってみたり(何か秘密があるみたい)
子供たちを学校に体験入学させてみたり(ママは心配です)と、
スローライフを忘れそうになるぐらい、今回も大忙し!

 やはり面白いですね。GAノベル売り上げランキング1位ですって。サザエさんのような安定した面白さがありますからね。家族も増えますから、世界観もアップデートされて飽きない。これからも続きを追っていくであろう作品です。
 今回の読みどころは3つです。
 はじめてのダンジョン探索、毎年恒例の喫茶店、新キャラのカサンドラの登場、ベルゼブブのスピンオフです。
 それじゃ、今回も順に話していきましょ。

目次

はじめてのダンジョン探索

 このシリーズの初のダンジョン探索がありましたね。パーティーはアズサ、ライカ、フラットルテ、ベルゼブブの4人パーティー。森田さんのライトノベルでダンジョンを読んだのはチートな飼い猫のおかげで楽々レベルアップ以来ですね。
 3巻の時のような戦闘描写あるかと思いきや、今回のメインは寂れた村の観光。ある目的で村にきたキャラクターが、そこの村の村おこしを手伝うってパターンがさ。サバゲーに来た両さんが行った先の村おこしを手伝うみたいな感じでさ。王道で面白いですよね。
 後、この回で魔界の農相としてのベルゼブブをはじめてみることができましたね。役職としてそうなんですよって話はあったけどさ。今巻、意識的にその設定を押し出してますよね。

毎年恒例の喫茶店

 去年、村のお祭りの際にやっていたアズサたちの喫茶店。今年もやるようです。というか、いつのまにか1年たってましたね。前回の喫茶店の話が2巻か3巻でやってた気がしますので。わりと年が巡るペースが速いですね。このへんはメインの登場人物が全員、人外だからこそっですね。アニメ化したら、このすばみたいにモブのギルドの職員のキャラデザとかこだわってさ。アズサたちが和気あいあいと日常回をやっている片隅で順調に結婚して子供を産んだりして、孫を生んでさ。人間と魔女の年月の流れの違いみたいなのを背景でやってほしいですね。
 前回の喫茶店回と比べるとだいぶにぎやかになりましたね。なにげに今までのシリーズのキャラが全員集合する同窓会的なイベントにこれからなっていきそうですね。

新キャラのカサンドラの登場

 あと、家族がまた増えましたね。マンドラゴラのカサンドラちゃん。素直になれないツンデレ少女。挿絵が前髪ぱっつんの不機嫌少女。ネットでの事前の告知の時にも見ましたけど。かわいいですね。いままでにいないタイプの女の子です。この子のおかげでシャルシャとファラファが学校に行くはなしも見れましたね。あと、彼女はマンドラゴラなわけでさ。他のキャラと比べると生活パターンが違っている。それによる日常の変化もいいアクセントになりましたね。幽霊のロザリーもさ。意外と便利なキャラになったしさ。サンドラも話を転がす際に今後、重要になるキャラになりそうですね。

ベルゼブブのスピンオフ

 後、今回、ベルゼブブがどうやって農相になったのかを描いた短編が収録されてましたね。今、ガンガンオンラインで連載されているんですよ。てっきりですね、スピンオフとして一冊まるまる出版されるかと思ってたんで意外でしたね。農相としてのベルゼブブが今巻から押し出されてますんで。今後、その話もアズササイドにも絡んでいくのかなと思う次第です。

 では、また次の巻も出たら追って報告します。

スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました5 (GAノベル)

スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました5 (GAノベル)