そう、それが言いたかった

2010年にpixivではじめての処女作、『who are the hero』を投稿する。who are the heroを完結後は小説家になろうに移動。現在、思春期の少年、少女がゾンビたちが蹂躙する日本で戦う『エデンプロジェクト』と、はてなブログでネット小説書籍化本の批評ブログ、『そう、それがいいたかった』を更新中。

「ばすてき」や今までのコラボ動画について

9月25日、たつきさんは突如、このツイートを残し。以後、沈黙しております。原作者の吉崎観音さんも同じで。角川の社長さんも詳しい経緯を知らないと言ったそうで。

なんでなんだと僕らが思って、2日後の深夜にけものフレンズの公式サイトで以下の文が掲載されました。

けものフレンズプロジェクトA

「けものフレンズ」に関しまして、すでに新規映像化プロジェクトの制作を発表させていただいておりますが、発表当初より同体制での継続か、新体制での新たな表現かも合わせて検討中で、現時点においてもまだ何も決定していない状況です。
そのような中、今年1月~3月に放送されたTVアニメーションと同様の体制を優先として、視聴者のご期待に沿えるべく調整をしておりましたが、アニメーション制作会社であるヤオヨロズ株式会社より8月に入った段階で辞退したい旨の話を受け、制作体制を一から模索することになっているのが現状です。

「けものフレンズ」は動物ファーストの理念のもと、関わってくださったすべての方々の手によってゲーム、コミック、アニメ、舞台と展開して参りました。広く門戸を開放し、理念に賛同していただける方々のお力添えをいただき、世界を広げていきたい。そのために誰のものでもないプロジェクトとして、動物のための「けものフレンズ」として活動を重ねて参りました。
しかし、アニメーション制作を担当していただきましたヤオヨロズ株式会社には、関係各所への情報共有や連絡がないままでの作品利用がありました。映像化プロジェクトとしては次回の制作を引き続きお願いしたかったため、情報は事前に共有してほしい旨の正常化を図る申し入れをさせていただきましたが、ヤオヨロズ株式会社からは、その条件は受け入れられないので辞退したい、とのお返事でございました。

「けものフレンズ」の映像化プロジェクトに関しては、上記のような経緯で一部滞っておりますが、「けものフレンズプロジェクト」は今後も御協力をいただく皆様と共に作品を守り、ファンを守り、動物たちのことをもっと知ってもらう活動をこれからも初志貫徹、続けていく所存です。映像化に関しましても、改めて、そしてできるだけ早くご報告できるよう進めて参ります。

今後とも様々な「けものフレンズプロジェクト」をよろしくお願いします。

いろいろと引っかかることはあるんですが。今回は関係各所への情報共有や連絡がないままでの作品利用について考えていきたいと思います。

まず、この文章の悪いところがですよ。この情報共有がないままの作品利用がなんなのかが具体的に例示されていないとこなんですよ。ここが問題だったんですってところをさ。僕らとしては、ちゃんと説明してくれないととってつけたような感じがする。

でさ、この情報共有がないままでの作品利用。いろいろと候補はあるんですよ。

じつはヤオヨロズではけものフレンズの最終回後もいくつかのけものフレンズを使った動画を4つユーチューブやニコニコ動画に挙げています。今回はそれらの内容、どういう経緯で挙げられたかを話します。


2017年4月5日に投稿されました。
3月29日の5日後に投稿されたけものフレンズ番外編としての短編です。
内容としては、はかせとじょしゅに呼び出されたアライさんとフェネックがジャパリバスを修理するためにタイヤを探しに行く。そのための移動手段として、はかせたちはアライさんたちにばすてきを用意したって話です。
とうぶん、続きは出ないものと思っていたので、突然の短編動画の投稿に僕らも驚きました。この動画はけもフレ難民の避難所として1話の次に多く使われておりまして。今見るとたつきさんの監督降板発言による阿鼻叫喚で埋まっております。



2017年8月9日に投稿。JRAとのコラボ動画です。サーバルちゃんとかばんちゃんは旅の途中。遺跡を見つける。中にはいると、そこは競馬場だった。
ふたりはそこでさまざまなうまのフレンズと出会うってはなしです。JRAとのコラボはおそ松さんもしましたね。


youtu.be
2017年8月29日に投稿。
2017年8月25日から27日までやっていた。アニサマで流れていたけものフレンズによるマナー動画です。
ペパプのライブをするために、むかし、ライブに使われていた会場を整備してほしいと頼まれたはかせたちは、群れの力で会場を整備する。すると、はかせたちは、会場で金色のカードを拾う。そこにはライブでのマナーが書かれていた。


2017年9月9日に投稿。
日清どん兵衛とのコラボ動画です。
ギンギツネとキタキツネははかせたちからどん兵衛の食べ方を調べるように言われる。
このままでは、ふっくらしていないらしいと聞いたふたりは。どん兵衛をふっくらさせる方法を調べるって話です。

こんな感じです。
たぶん、この4つの動画のうちのどれかか。あるいは全部をKADOKAWAさんは指してるんじゃないかと思うんですけどね。

まずさ、コラボしたJRAと日清は公式サイトで次のような声明を出してるんですよ。

JRA(https://umabi.jp/kemono-friends/)

本サイトは「けものフレンズ」に関する正規のライセンス窓口である株式会社KADOKAWAを通じて、17年3月の企画段階から「けものフレンズプロジェクト」の許諾を得て製作したものです。

日清(http://www.donbei.jp/kemono-friends/)
本コラボ動画に関するお問い合わせをいただいておりますが、同動画は2017年6月の企画段階から「けものフレンズプロジェクト」と連携の上、制作したものであり、許諾を得た動画です。 また「けものフレンズ」新規映像化プロジェクトの制作体制変更に関しては、弊社としては事前に知りえない情報であり、関与できる立場でもございません。

アニサマについては見つけられなかったけどさ。あの規模のイベントによるコラボ動画がさすがにKADOKAWAに知らせずにってのは変なはなしだと思うんですよ。

後、一番可能性があるのが「ばすてき」ですね。

でもさ、なぜ「ばすてき」がつくられたかって言えばさ。吉崎さんのこれが原因だと思うんですよ。

これ↓
https://mobile.twitter.com/yosrrx/status/849338523312377856

つまり原作者の許可はとっててさ。KADOKAWAさんの許可云々はわりと後から言ってきたことだと思うんだよ。

でさ、コラボ動画やばすてきに関してはさ。俺、悪いと思わないんだよ。リゼロのシロネコプロジェクトとのコラボやさ。おそ松さんとJRAとのコラボってさ。あったやん。
あれの目的ってさ。二期を作るにあたってさ。そのコンテンツを風化させないように消費者の身近なところでアピールするってのもあったと思うんだよ。

たつきさんが挙げたばすてきもそれでさ。次につくられる予定だった二期をさ。時間をかけてつくっても大丈夫なように火種として挙げてたんだと思うんだよ。

だからさ、俺としては事前の情報共有って点は特別悪いとも思わないしさ。それが悪いってんならどの辺のことか。はっきりしてほしいってのが正直なところです。