そう、それが言いたかった

2010年にpixivではじめての処女作、『who are the hero』を投稿する。who are the heroを完結後は小説家になろうに移動。現在、思春期の少年、少女がゾンビたちが蹂躙する日本で戦う『エデンプロジェクト』と、はてなブログでネット小説書籍化本の批評ブログ、『そう、それがいいたかった』を更新中。

10月1日 岡田斗司夫さんがけものフレンズ騒動について語ったよ

10月1日の岡田斗司夫ゼミでけものフレンズ騒動が取り上げられました。

岡田斗司夫ゼミとは、アオイホノオで有名なDAICON3の企画、ガイナックスの社長をやっていて、現在は引退した岡田斗司夫さんが、自身の経験からSF、アニメ、海外のニュースについて語るニコニコの生放送です。

けものフレンズ騒動とは、9月25日20時にけものフレンズの監督、たつきさんが、けものフレンズの監督をKADOKAWAよりのお達しで外された、というツイートをきっかけに広がった騒動です。

ちなみに、岡田斗司夫さんは、ニコ生で取り上げる前にこんなツイートもしてます。

ニコ生で聞いた話によると、岡田さんは、これと同じメッセージをFacebookでも挙げていたそうです。

Facebookからなら、立場がはっきりした人からの情報が来るからですね。

なんだけどさ、今回に限っては、いろんなところから、ニコ生では話さないでって前置きでガンガン来たそうなんだよ。

しかも不思議なことにね。どれも矛盾しあっててさ。話の全体像が見えづらいそうだよ。

なぜかというとさ、アニメ業界ってのはムラ社会でさ。コロニーによってじつはばなしが違うことがあるらしい。

じゃあ、事件に一番近い人に話を聞くのが一番かと言えばさ。じつはそうではないんです。

これはけものフレンズに限った話じゃなくてさ。たとえばさ、ジブリの最新作や現場の状況をよく知るなら鈴木敏夫(ジブリのプロデューサー)に聞くのが一番なんだけどさ。彼に聞いたら、確実に嘘を伝えられる。

そう前置きしたうえでさ。ただ一番ありそうだとしたらこの話かなってさ。岡田さんは話してくれました。

今回の問題はさ。けものフレンズを大きくするか。ジャストサイズにするかの問題だったそうです。

どういうことかといやさ、元々、期待されていなかったコンテンツがたつきさんによってヒットした。となるとさ、次はこれをどう広げるかってはなしになるんだけどさ。

ひとつがさ、けものフレンズがお金を生むコンテンツだというのはわかりきってるからさ。お金をかけて大勝負に出るか。

あるいは、ガルパンのように。どんどんプッシュするのでなく。今、ガッチリと掴んだお客さんに向けてこれまでと同じようなペースで続けていくか。

前者だとガンダムの続編をつくることで商品も増やし、世界観が広がる拡大型。でも世の中には初代ガンダムしか認めない人がいてさ。その場合は後者なんだよね。

でっ、どっちが正しいかと言えばさ。どっちも正しいんだよ。

アニメの業界にもいろいろいるわけでさ。前者を推す大人すぎるプロデューサーもいればさ。作品世界を大事にしたい子供な現場もいる。

この二者がこじれにこじれ。両者痛み分けの形に不本意な形で決着がついたのがたつきさんの監督降板で。今回のたつきさんの不本意なツイートにつながる。

でさ、この降板を決定的なものにしたのが、たつきさんの20時からのツイートだった。あれがなきゃさ、水面下ではなしが進んでたんだけどさ。

あれがなければ、もっと被害は少ないんじゃなかったのかな。

正義感が強い人はさ。今回の事件に、自分だけ得する悪いヤツがいるんじゃないかとかんがえるんだけどさ。じつはどこを見ても今回の件で痛い目にあってる人しかいないんだよね。

なんとか元の体制でけものフレンズを、って言ってるひともいるんだけどさ。それは難しいんじゃないかな。

って、話でした。

ぶっちゃけ、岡田さんの話を聞いてると。わりと怒ってた熱が冷めてきている自分がいるんですよね。まあ、一応、けものフレンズの話はまだまだできるんで。今回の事件について遺憾の意を示しながらも、けものフレンズの解説やたつきさんの作品についてはなしていきます。