#燃える紙飛行機ってタグ知ってますか?
もともと、台湾でつくられたタグらしくってさ。9月30日の19時にさ。一斉に呟くことで。ツィッターのトレンドにのせてさ。今回の騒動を広めようって話なんですよ。
今回の騒動とは、なんのことかと言えばですね。けものフレンズ、監督降板騒動です。
けものフレンズとは、もともとはアプリゲーです。キャラクターデザインはケロロ軍曹で有名な吉崎観音さん。アプリゲーのリリースと同時にアニメ化の企画も動いていてさ。期待されてたんだけどさ。アプリの人気はあまり振るわずサービスを終了する。そんななか、アニメの企画だけが動くことになりました。
とうぜん、誰も期待していなかった。宣伝媒体としてのアプリのサービスが終了した状態での放映。予算も少ないことが1話からもわかった。あの時はだれも思わなかったんですよ。あんな売れるコンテンツになるなんて。
放映されたアニメはとても不思議なものになりました。ジャパリパークという謎の島で目覚めた一人の女の子。その子は自分がだれなのかもわからない。そんな彼女はサバンナに住むフレンズ、サーバルちゃんとともにジャパリパークを旅する。自分が何者かを知るために。
最初はバカにしてる人が、よくわからないって人が多かったですよ。でもさ、見ていくうちにサーバルちゃんやかばんちゃんが通り過ぎていく古びた建物、施設、セルリアンという謎の捕食者。それらが、見ていると僕らを不安にさせるんですよ。ここは人類がいなくなった世界で。かばんちゃんは人類の生き残りかもしれない。今、彼女たちは笑顔だけど、この先は? 2話目、3話目にはどうなっちゃうんだ? ってさ、先へ先へと見ちゃうんですよ。二人の旅の行く末を見守るために。
そうするとさ。人間だからわかる人間の生きた後をさ。ケンカすることもなく、協力して前へ前へと突き進む彼らかざ。僕らには眩しくみえるんだ。そして思うんだよ。ここには人がいない。もういなくなってしまった。そこに残っているのは獣からヒトに変わったフレンズたち。彼女たちの生き様はなんて幸福に満ちているんだろう。僕らのいる世界にはない。本当の愛がここにはあるんだ。
この段階までいくと、気づけば、OPが頭の中に流れるようになってさ。早く続きが見たいって思うようになりますよ。
まあさ、これが売れちゃったんだよね。ブルーディは品薄だし。関連商品は需要と供給が追いつかない。そりゃそうだよ、売れるとは思わなかったんだからさ。
でさ、そうなるとさ。二期を作ろうぜって流れになってさ。僕らも見たかったんだよ。
そしたらさ、9月25日にこんなツイートがあったよ。
突然ですが、けものフレンズのアニメから外れる事になりました。ざっくりカドカワさん方面よりのお達しみたいです。すみません、僕もとても残念です
— たつき/irodori (@irodori7) 2017年9月25日
Twitterは阿鼻叫喚だよ。なんでなんだ、だれが悪いんだ。とうぜんさ、KADOKAWAさんに矢が向けられる。
今回の件に関してさ。けものフレンズを見てない人は引いてるかもわかんないけどさ。よかったら見てみてください。dアニメストアでも見れますし。TUTAYAにもならんでるでしょう。
いい作品なんですよ。海外にもファンがいるほどね。
でさ、今回の燃える紙飛行機。けものフレンズでは、仲間を助けるための勇敢な行為の象徴なんですよ。でさ、このタグだけでなく、No Tatuki No tanoshiってタグも流行ってる。これは韓国発。
すごい世間的な話題ってわけじゃないけどさ。一部の人らは怒ってるわけなんですよ。