そう、それが言いたかった

2010年にpixivではじめての処女作、『who are the hero』を投稿する。who are the heroを完結後は小説家になろうに移動。現在、思春期の少年、少女がゾンビたちが蹂躙する日本で戦う『エデンプロジェクト』と、はてなブログでネット小説書籍化本の批評ブログ、『そう、それがいいたかった』を更新中。

『異世界はスマートフォンとともに』の11話について

今朝からTLでは阿鼻叫喚が湧きました。30分の懲役、虚無だけがそこにある、銃が手元になくてよかった。

なにが起きたかと思いましたよ。

どうやら、原因はひとつのアニメにあるってんだから驚きましたよ。

そのタイトルが、『異世界はスマートフォンとともに』です。

異世界はスマートフォンとともに、とは
神様の手違いで死んでしまった望月冬夜は、お詫びとして異世界にスマートフォンをもち、さらには飛び抜けた魔力と身体能力をもって転生する。転生した冬夜はそれらの能力をつかって、次々と大活躍をしてヒロインたちはもれなく彼に惚れるのであった。

とりあえず、この辺だけ抑えれば問題はないです。

問題の話は11話ですってね。

まあ、こんな話だったんですよ。

11話の内容
とある海の底に謎の遺跡を見つけた冬夜は、そこを調査していると。転移魔法陣をみつける。魔法陣を発動させ、転移した先は巨大な空中庭園。そこには庭園を管理するフランシェスカがいた。なぜか、彼女はスカートを履いておらず、冬夜は彼女にスカートを履くよう伝える。すると、冬夜の優しさに感銘を受けた彼女はなぜか冬夜をマスターと認める。海の外で待たせてた仲間を空中庭園に連れて行き、フランシェスカの説明を受ける一行。なんとこの庭園は巨大なバビロンの一部で、他の庭園があるらしい。他の庭園を探すことが目的として出てきたところで。フランシェスカは冬夜を庭園の所有者として登録するためにベロチューした。すると、冬夜についてきた他のヒロインもわたしだって冬夜さんが好きなんですとベロチュー。どうなる次話。

って話なんですよ。

うん、いいたいことはわかるよ。

まずさ、いい忘れてたんだけどさ。ユミナって女の子がいてさ。冬夜が魔法でユミナのお母さんを助けたことをきっかけにさ。冬夜と婚約者になってんだけどさ。

その子がさ。冬夜の知らないとこで他のヒロインにさ。みなさん、冬夜様が好きでしたら一緒に結婚しませんかって、言ってるんですよ。

今回の話はさ。じつは冬夜は知らなかったけど、視聴者は知っていたヒロインたちの冬夜への好意がついに彼に明かされてしまうって話でもあるんですよ。

でさ、じゃあヒロインたちはなにをきっかけにして冬夜を好きになったかと言えばさ。魔法が全種類使える冬夜にさ。助けられ、ピンチを何度も救ってもらったからなんだよ。

そこがさ、しょせんは神様からもらった力でさ。主人公の人格、キャラクター性で惚れましたって場面が一度もなくてさ。今回、ヒロインたちが主人公たちを好き好きって言ってる場面があまりにも薄っぺらいんだよね。

だから、見てて耐性がない人はイライラや不安定な気持ちにさせられる。感情移入できないんですよね。

しかも、30分にしては内容が薄い。見終わった後でさ。なんでかなって、逆に不思議に思いましたよ。戦闘シーンがあったわけでもないし。そこまで説明が長引くようなものもなかった。パンツを履けのくだりが長かったからですかね。

でさ、言いたいことはわかるんですよ。ヒドイのもさ。重々承知してますよ。

でもさ〜、俺は割と好きなんだよな。若い時なのか、会社員の時なのかわかんないけどさ。一人のアマチュアがさ。ネットで趣味で書いた夢物語をさ。ちゃんとそのままアニメ化してるんだってとこはちょっと面白いと思うんですよ。

普通だったらさ、このへん、へんだから直そうとか。キャラの矛盾があるから直そうとか言いそうなとこもさ。そのままアニメ化してるってさ。けっこうスゴイとこだと思うんですよね。

なんだかんだ11話まで見たけどさ。なんだかんだ面白かったとは思わないでもないんだよな。

てっ、話を寝る前にしたかったんですよ。