そう、それが言いたかった

2010年にpixivではじめての処女作、『who are the hero』を投稿する。who are the heroを完結後は小説家になろうに移動。現在、思春期の少年、少女がゾンビたちが蹂躙する日本で戦う『エデンプロジェクト』と、はてなブログでネット小説書籍化本の批評ブログ、『そう、それがいいたかった』を更新中。

原作10巻になぜ彼女がいない⁉︎ 『清潔男子 青山くん』の面白さと小田切さんの可愛さについて

さて、今回は現在、アニメも放送中の『清潔男子 青山くん』を紹介します。7話がおもしろくて、つい、10巻まで買ったので。青山くん全体の話と7話の小田切さんの魅力を語ります。

目次

『清潔男子 青山くん』について

清潔男子 青山くんとは、
日本代表 U16として活躍していた選手、青山くん。富士美高校でもサッカー部でレギュラーとなった彼は極度の潔癖症だった。この漫画はそんな彼と愉快な仲間たちとのはなしです。

読んで思うのがさ。

これ、『桐島、部活やめるってよ』をコメディにした話なんですよね。

青山くんってさ。サッカーがスゴく上手くてさ。イケメンだから女子にもモテモテ。彼の一挙手一投足がクラスの話題となる。

桐島くんもさ、桐島くんっていうバスケ部のレギュラーがただ部活をやめただけでクラスの人間関係やそれぞれの精神に影響を与えてしまうって話でさ。

どっちも、クラスのカースト上位個人の話でなく、そんな彼の周りにいる人のはなしとして描いている。

それが悪影響なのか、いい影響なのかっていう違いがさ。対照的な形になってるんですよね。

ちなみに、クラスのカースト上位を主人公にした作品としては、有名なのが、春にやっていた『坂本ですが』ですね。こういった作品は、これからジャンル化していくと考えられます。

アニメ7話で初登場の小田切さんがかわいい‼︎

でさ、なんで今更青山くんにハマったかといえばさ。この前、7話までdアニメストアで見ちゃったからなんですよ。

その7話に出てきたさ。小田切さんがメッチャかわいくてさ。ついコミックスを買ってしまいました。

いいですよね。スラッとした高身長、巨乳、天真爛漫。主人公を師匠と呼んで慕う。さらには、潔癖症の青山くんが唯一触れる存在。

カップリングとしてもいいんですよね。小田切さんはバスケ部のエースでさ。バスケ部の何がいいってさ。『黒子のバスケ』でもわかるようにさ。個人プレーが光る競技なわけじゃん。それはサッカー部においても同じでさ。

2人はチームでありながらも、驚異的な才能による個人プレーができる競技のレギュラーどうしのカプってのがさ。尊いんだよね。

でさ、俺も全巻買ったんですけどね。読んでて思うことがあるんですよ。それは原作ではアニメの7話以降には出番があまりないことです。

10巻に小田切さんいなくね!?

読んでてビックリしたんだけどさ。あれだけプッシュしてた小田切さんのさ。出番が意外と少ない。

なぜかというとさ。彼女の個人回がなくてさ。必ずあるキャラとの葛藤のために使われる場合が多いんですよ。

それがさ、後藤もかちゃん。
青山くんのことが小学生の時から好きな女の子でさ。サッカー部のマネージャーなんだよね。じつは彼女は小田切さんが出てからさ。スゴイ勢いでヒロイン力が上がってんだよね。

まず、小田切さんが出た原作の5巻ではさ。じつはサッカーがかなり上手くて。部内では青山くんの次に上手いことがわかってさ。

青山くんファンクラブとの絡みで、マネージャーとしてのポテンシャルの高さも強調されましたよね。

でさ、唯一青山くんが触れられる小田切さんの登場によってさ。片思いする女の子の一面も強調されるようになりました。

この辺から考えるとさ、後藤もかちゃんと小田切さんとの三角関係を漫画の中に入れようとしていることがわかります。

小田切さんの高身長、巨乳、天真爛漫、といった属性は後藤もかちゃんと逆になるようにつくられています。彼女は、後藤ちゃんのライバルになるために生まれたんですね。

でさ、そんな二人が恋のさや当てをするにあたってさ。ネックにあったのがさ。小田切さんの青山くんにさわれるってのがさ。恋の力バランス的にさ。かなり差があったんだよね。

だからその差を埋めるためにさ。もかちゃんの個人回を多くするのはわかるんですよ。

でもさ、アニメでも8話で出てきたけどさ。恋のアシストキャラとしての梅屋くんはさ。かなりパワーバランス崩しかねなかったよ。

梅屋翼くんってさ。アニメでは8話、原作では6巻から出てくる子でさ。柔道部だったんだけど、後藤もかに一目惚れしてさ。サッカー部に入部した子なんだよ。

いいキャラしててさ。マジメで、ひたむきに後藤のためを考えて行動してるってのがさ。個人回のたびにわかってさ。いいんだよ。作中で、一番ブレないキャラなんだよね。

でさ、彼が出てからさ。梅屋くんのアシストによって青山くんと積極的に絡む後藤ちゃんが見れるんだけどさ。代わりにさ、梅屋くんと後藤ちゃんと青山くんの三角関係の要素が強くてさ。小田切さんの影がちょっと薄まったよね。

それとさ、今、10巻の青山くんでさ。面白いのがアニメでは6話で登場した尾崎くんですよ。尾崎くんはさ。漫画家でさ。学校で見聞きしたことをネタに漫画を描いていてさ。青山くんをモデルにしたキャラを自分の漫画に書いてるんですよね。

最初は1話っきりのキャラかと思いきやさ。何度も個人回があってさ。作中のもう1人の主人公なんじゃないかってくらい活躍してるんですよね。

でさ、この尾崎くんが最近、あるキャラと恋愛関係になってさ。それによってさ。尾崎くんの個人回が増えてんだよね。

後さ、小田切さんの出番が減っている一番の原因はさ。新キャラのさ、財前香凜ちゃんだよ。財前香の妹でさ。ロリ枠でかなりかわいい。10巻の塚本仁がユーチューバーを目指す回では、それをサポートするっていうさ。中川的な立ち位置もできてさ。便利なキャラなんだよ。

そんな感じでさ。面白いキャラがたくさん出てくるんだけどさ。そのぶん、小田切さんの出番がないんだよ〜。俺、小田切さんが一番好きだからさ。11巻か12巻にはせめて個人回をやってほしいと願うばかりです。