そう、それが言いたかった

2010年にpixivではじめての処女作、『who are the hero』を投稿する。who are the heroを完結後は小説家になろうに移動。現在、思春期の少年、少女がゾンビたちが蹂躙する日本で戦う『エデンプロジェクト』と、はてなブログでネット小説書籍化本の批評ブログ、『そう、それがいいたかった』を更新中。

『宝クジで当たった十億円を困っていたオジサンにあげたら金髪清楚なお嬢様が婚約者になりました。』について

今回紹介する作品は、『宝クジで当たった十億円を困っていたオジサンにあげたら金髪清楚なお嬢様が婚約者になりました。』です。

宝クジで当たった十億円を困っていたオジサンにあげたら金髪清楚なお嬢様が婚約者になりました。 (美少女文庫)

主人公のことが大好きなお嬢様が婚約者に

 本作は次のような話だ。
 平凡な一般家庭で生まれた男子高校生が宝くじを当てる。彼は公園で知り合った素性が確かでない男性が会社を運営する資金に困っていることを知り、貸してしまう。
 それから数ヶ月後。お金を貸した男性がお礼を言いに主人公のもとを訪れる。主人公が貸してくれたお金で会社は盛り返し、新製品を開発できたことで急成長していた。
 そのことを感謝していた彼は、主人公を自分の会社の後継者に任命し、自分の娘を貸した10億円の利子として、主人公に嫁入りさせる。
 主人公に恩義を感じているヒロインも、好意を持って接する。
 最初から好感度マックスな金髪清楚なお嬢様とのイチャラブな日々がはじまる。

ヒロインとの同棲生活

 本作のはなしの中心は突如はじまった美少女との同棲生活だ。
 主人公と同じ学校に通うことになった彼女は、氷の美少女の仮面を剥がしてクラスのみんなと仲良くなれるのか、という引きもあるが、中心となるのは主人公との同棲生活となる。
 最初から好感度がマックスな彼女は、主人公に対してさまざまな奉仕を行う。
 突然、押しかけた美少女ものだと、なぜ彼女が僕のことを⁉︎という葛藤が入りがちなんですが、この作品は10億円で手に入れたから、という理由づけがあるので、罪悪感がなく読める。
 エッチの導入も、同棲生活のなかでの延長線上という形も棚ぼた感があってよかったです。
 

イチャラブな毎日

 プレイとしてはそこまで特殊ではありません。主人公側がセックスの超能力に目覚めたり、特殊なサド性を出さず。
 最後まで初々しい童貞みたいなつたなさがわかる描写だったのがよかったです。
 そこが無条件に奉仕してくれるヒロインのかわいさを引き立てていました。

 いい作品でした。ぜひ下のAmazonリンクから買ってみてください。