そう、それが言いたかった

2010年にpixivではじめての処女作、『who are the hero』を投稿する。who are the heroを完結後は小説家になろうに移動。現在、思春期の少年、少女がゾンビたちが蹂躙する日本で戦う『エデンプロジェクト』と、はてなブログでネット小説書籍化本の批評ブログ、『そう、それがいいたかった』を更新中。

『タイツの黒髪同級生・阿津木ダイヤがそのおみ足でグイグイ迫ってくる (美少女文庫)』について

 今回紹介する作品は、『タイツの黒髪同級生・阿津木ダイヤがそのおみ足でグイグイ迫ってくる (美少女文庫)』です。

 

タイツの黒髪同級生・阿津木ダイヤがそのおみ足でグイグイ迫ってくる (美少女文庫)


着衣と裸、どちらがエロいかで男友達と盛り上がる主人公。裸の方がエロいと力説する主人公をヒロインは呼び出した。

なぜ自分だけ呼び出されたのかわからないままついてくると、ヒロインからタイツが好きであることを告白される。

流れでタイツ派と裸派で口論する二人。

ヒロインは一週間かけて主人公をタイツ派にする勝負を持ちかける。

 

読んでてタイツに詳しくなった気がします。

タイツを使ってのプレイを月曜から日曜までの一週間かけて行う。

ヒロインのタイツに対する知識の深さもさることながら、タイツがどうエロいのかの言語化が凄まじかった。

ストーリーも、期限を設けて競い合ううちにお互いのことを好きになるというもので、タイツが絡まなければ王道の恋愛ドラマだ。

相手をタイツ好きにしたいのに、タイツに関わらずに主人公自体を好きになりつつあるヒロインの葛藤は読んでて面白い。

その上で、タイツによって秘めた恋心の出力手段がおかしなことになってるとこがどう転ぶかわからないハラハラ感のある話になっていた。

最終的に全身タイツで主人公にローション奉仕をするまでに至ったところは、これはエロいのか? と困惑したが、そこを含めて面白かった。