そう、それが言いたかった

2010年にpixivではじめての処女作、『who are the hero』を投稿する。who are the heroを完結後は小説家になろうに移動。現在、思春期の少年、少女がゾンビたちが蹂躙する日本で戦う『エデンプロジェクト』と、はてなブログでネット小説書籍化本の批評ブログ、『そう、それがいいたかった』を更新中。

『神絵師殺しの戌亥さんとエロい絵に定評のある俺』について


絵師殺しの戌亥さんとエロい絵に定評のある俺 (講談社ラノベ文庫)著者:猫又ぬこ
レーベル:講談社ラノベ文庫
発売日: 2018年6月29日
出版社: 講談社
ASIN: B07DTH488R

あらすじ
絵のエロさに定評があるものの、話作りの才能が壊滅的なせいで、連載を勝ち取れずにいる新人漫画家の俺のもとに、売れっ子ラノベ作家からイラストの依頼が舞いこむ。戌亥詩織と名乗る一つ年下の作家に同棲を迫られ、一緒に暮らすことにしたのだが―あんたが俺のために用意した仕事部屋に鉄格子がはめてあるんですけど!?しかも超速筆で異名が“絵師殺し”って…このままだと俺、病院送りになるんじゃないか!?まあ俺のために美味い料理を作ったりエロいことをしてくれるのは嬉しいけど…って、俺と一緒に仕事したいラノベ作家、ほかにもいるのかよ!エッチな絵が大好きな美少女作家が次々と押し寄せてくるクリエイト系ラブコメ開幕!



どんな話か

夢に向かって行き詰まっている主人公が、自分とはかけ離れた人物と接することで自分の中にある殻を破って夢に一歩前進する話です。

サービスシーン多めのハーレム物ですね。漫画家をするにはストーリーが壊滅的にひどい主人公の近衛虎徹。しかし、代わりに彼はエロい絵にはすごい才能がある。

ある日、彼は編集の紹介でラノベ作家、戌亥詩織って子の挿絵を担当することに。そしたら、その子は女の子で。エロいシチェーションや身体を描くためには実際に体験するのが一番だって岸辺露伴みたいなことを言ってさ。主人公を監禁して無理やり同棲生活をしながらラッキースケベを体験するみたいな話です。

かわいい女の子と仕事できると思ったらヤバイやつだった展開は途中までどうなるんだろうと思って読んでましたし。上手いこと折り合いがついて二人目のヒロインが出た後のイチャラブも良かったですよね。

わりとフェチィサービスシーンが多いのも魅力です。設定が設定だからさ、エロばかりでもストーリの進行の邪魔にならず、むしろ作品に欠かせないものになっているところはすごいですね。

僕は二宮弧々亜ちゃんが好きですね。クラスのアイドルがじつはエロいのが好きなライトノベル作家だったという展開はギャップがあっていい。自分にとって高嶺の花かと思われていた女の子の好感度がじつはMAXだったというのはグッとくるものがありますよ。

それでは、2巻も追って報告いたします。