そう、それが言いたかった

2010年にpixivではじめての処女作、『who are the hero』を投稿する。who are the heroを完結後は小説家になろうに移動。現在、思春期の少年、少女がゾンビたちが蹂躙する日本で戦う『エデンプロジェクト』と、はてなブログでネット小説書籍化本の批評ブログ、『そう、それがいいたかった』を更新中。

バーチャルユーチューバー、ねむについて

「わたし、キズナアイ、2次元なんです」の一言からはじまったバーチャル空間に現れたユーチューバー。それが、バーチャルユーチューバー。
 2016年の11月から始まったキズナアイさんをきっかけに、ばあちゃる、シロ、ミライアカリといった企業をバックにしたユーチューバーが活動していく中で、去年の11月にのじゃロリ狐娘おじさんの出現によってバーチャルユーチューバーはtwitter、ニコニコ動画にも浮上してさ。俺らの間にも周知されきました。
 ボクもちょうど知ったのは11月ですね。懐かしいです。

 でさ、バーチャルユーチューバーってどんなんがいるんだろうなってことでさ。ニコニコで注目されたのが12月20日にあがったネフィリムさんの『バーチャルユーチューバーよくばりセット』ですよ。

 キズナアイ、ミライアカリ、シロ、ばあちゃる、ねこます、YUA、富士葵。今、現在、バーチャルユーチューバーについて話すうえで重要になっていくユーチューバーたちがだいたいこれに紹介されているんですよ。その動画の中にですね。一人、かなり存在感を放つ異色のバーチャルユーチューバーがいました。それが今回紹介する美少女バーチャルユーチューバー、ねむです。

f:id:kamizimaryu1026:20180220151628j:plain

 黒髪のちょっと長めのショートでさ。耳の前にかかっている髪が鎖骨まで伸びてるのはエロいね。
 服装がシンプルな白い肩出しのワンピース。MMDで見ると肌が全体的に白くてさ。
 その肌が白いワンピースに映えてさ、儚げに見えますね。
 あと、平均に近い顔だから、いろんな服が似合うよね。

 最初、見たのがさ。さっき言っていた『よくばりセット』ですよ。
 雷がゴロゴロと鳴る謎の空間でさ。一人の女の子がこちらをみていうんですね。
「お前はだれだ……お前はだれだ……」
 でさ、ピシャって雷がまた大きくなったと思ったらさ。
「わたしは……ねむ……美少女バーチャルユーチューバー、ねむ」
って言って終わるんだよ。説明もなしに。

ほかのバーチャルユーチューバーがふつうに自己紹介する中で一人だけこんな感じだったんで。当時はわりと異質に見えましたよ。
  
お前は誰だって、お前こそ誰だってさ。
みんなそりゃビックリしたわ。

じつはこれにも理由があってさ。わりと有名な洗脳のオマージュらしいんですよ。

ゲシュタルト崩壊って言うらしくってさ。鏡の前で「お前は誰だ」と何度も言い続けることで自我崩壊が起きてしまうっていうさ。危険なものらしいですよ。

それをバーチャル美少女でやったのがこの動画だそうです。これにより、自分と目の前のバーチャル美少女との境界が曖昧になり、ねむとなるそうです。

そうなると雷は、フランケンシュタインの誕生の瞬間を思わせますね。現代の科学で生まれた新たな命。一見、意味不明なんですけどね。その意味不明さで一回見ると忘れらんなくなるのはスゴいですね。

でさ、今回、ねむさんの紹介で話したいのが。彼女がやろうとしているバーチャル美少女計画ですね。

バーチャル美少女計画、全人類がバーチャル美少女になることを最終目的とした計画です。

ユーチューブとブログでも書かれています。ニコニコでもユーチューブのがよくばりセットでまたまとめられてましてね。コメントでヤベェとか言われてんですけどね。

僕は聞いた瞬間にさ。ああ、コングレス未来会議ねって思いましたよ。

コングレス未来会議とはSF映画です。ある有名な映画女優さんが息子さんの手術のための多額の費用を用意するために。CG技術で本物そっくりの自分をつくってさ。そのCGが自分の代わりにどんどん映画に出ることを許可してさ。何年後だかに、契約更新のために大都市に帰ってきたら。その都市では薬物で自分で見える世界をコントロールしててさ。街の中には昔、スキャンした過去の自分がたくさん歩いてる話なんだよ。

一回見てみるとスゴいよ。薬物で視界が変化するシーンでアニメ絵に変わるんだけどさ。それによる都市がさ。完全にVR chatに来たらミライアカリやねこますさんがたくさんいるみたいな世界なんだよ。

 映画のオチは説明しないんで。ぜひ見てほしいんですけどね。
 つまり、現在の肉体の状況だとか。どこにいるかってのはさ。科学によってだます。あるいはないものとすることが可能とする世界が描かれていてさ。

 ねむさんが言っていることもアプローチは違えども、似たようなことだと思うんですよ。
 
 僕らはふだんは意識していないんですけども。僕たちって持って生まれた身体的なものに左右されやすいんですよ。
 
 たとえば、わかりやすいのが見た目ですね。私たちはかわいいとかカッコいいとか。見た目によって、人からの評価が変わったりする。もちろん、その後の行動次第で変えることはできるんですけどね。見た目が悪いと、マイナスの印象を第一人称から与えてしまうこともあってさ。慣れてプラスになってもらうために少し時間がかかる。この少しってのがやっかいでですね。それによって傷ついちゃったりと、人と関われなくなるってのもあるわけなんですよ。それにより、みためでのコミュニケーションの良しあしも変わっていくし。生き方みたいなのも変わっていく。そういうのを努力が足りないというのもわりとひどいんじゃないかなと、思うんですよ。

 さらにわかりやすいのが人種差別。なくなったように思われる方もいるかもしれないけど。いまだに書類選考で黒人と白人どちらがやとわれやすいかって実験をすると、選ばれたのは白人でしたって話もあるわけなんですよ。

 ねむさんさ、美少女ってのは自分にとっての思考の存在が「美少女」ってだけでアイドルでも偶像でもかまわないって言っててさ。この人は自分がだれにでも使える技術でアイドルになることでその全人類がアイドルになることを証明したいと言っています。

 それでさ、この人がやったことがなにかっていやさ。このひと、ふだん、仮想通貨をやるのが趣味らしくってさ。ブログや動画で仮想通貨の話をしているんですよ。僕もさ。今まで仮想通貨自体には興味がなかったんだけどさ。ねむさんが話しているからコインチェック事件とか調べたりとか。仮想通貨買ってみようかなって考えて、取引所の登録だけしたりしているんですよ。

 それはさ、この人の説明がわかりやすいからってのもあるんだけどさ。このねむちゃんっていう美少女キャラが魅力的だからってのがあると思うんですよ。

 何が言いたいかといやさ。
 ねむさんがやろうとしていることってさ。
 僕らの人生ってのはみためで9割決まるっていう身もふたもない事実があってさ。
 そのうえでさ、架空のアバターでのアイドル活動を広め、推奨することで、そういう生まれによる辛さからの解放みたいなのを目指している。

 さらに、みんなが架空のアバターによるアイドルになればですね。そこからは自分のみためや立場によるものでなく。生まれた後にどういったことをしてどんな結果を残したのかっていう行動だけを評価される平等な社会になるってことだと思うんですよ。

 ブロックチェーンっていう技術があるらしいんだけどさ。それはさ、書き換えることが不可能なデーターの技術らしくってさ。仮想通貨が価値を持ち始めたのも。この技術によって増やしたり減らしたりすることができないことがわかっているからだそうです。でさ、俺もブロックチェーンについてはよくわかってないんだけどさ。これにより、将来はいろんなひとがやったことが記録に残ってしまう。忘れてもらうってことが不可能になっていくんじゃないかと予想されています。

 例えばさ、オンラインゲームで結婚に至る人っているじゃないですか。ああいうひとに話を聞くとさ。ゲームの世界でのほうが、その人の性格がよく出て自分の合うタイプの人がわかるそうなんですよ。それと同じでさ。あえて自分の理想を具現化したアバターで活動することで、自分のなかのペルソナを解放し、それが評価される社会。そっちのほうが学歴や家族、出身、見た目で評価される社会よりも平等でいいんじゃないかって話なんですよ。

 ちなみに、2018年の1月くらいからさ、式じい、モスコミュール、ディープブリザード、もちひよこってバーチャルユーチューバーが出るんだけどさ。彼らのやっていることっていうのが架空のアバターで自分の知識を伝えるってやつでさ。つまり、ねむちゃんがやっていることなんですよ。
 
 今後、バーチャルユーチューバーの紹介記事を書いてさ。とりあえず、今追っているのはこのひとらですってのをやるんだけどさ。それをする前にさ。このねむさんのバーチャル美少女計画ってのがわりと重要な気がするんで書いてみました。

 では、また来週。



バーチャル美少女ねむのブログオススメ記事
www.nemchan.com
www.nemchan.com



Youtube動画
www.youtube.com
www.youtube.com


ブロックチェーン・レボリューション ――ビットコインを支える技術はどのようにビジネスと経済、そして世界を変えるのか

ブロックチェーン・レボリューション ――ビットコインを支える技術はどのようにビジネスと経済、そして世界を変えるのか