そう、それが言いたかった

2010年にpixivではじめての処女作、『who are the hero』を投稿する。who are the heroを完結後は小説家になろうに移動。現在、思春期の少年、少女がゾンビたちが蹂躙する日本で戦う『エデンプロジェクト』と、はてなブログでネット小説書籍化本の批評ブログ、『そう、それがいいたかった』を更新中。

『異世界ですが魔物栽培してます』2巻について

さて、今回紹介する作品はこちら、『異世界ですが魔物栽培してます』の2巻です。

あらすじ
衣食住すべてが魔物で成り立っている、ファンタジーな世界に飛ばされたキョウ。そこで世にも珍しい魔物栽培スキルを手にしたキョウは、気がつけば六大勇者に狙われながら、生命の樹を育てるという大役を任されてしまった。そんな折、『賢人勇者』カサリナからの助言を受けて、生命の樹の種を持つ第七大陸の支配者『帝王勇者』ロスタムと面会するため海を渡るのだが……。街に到着して早々、兵士に囲まれたキョウは、王宮の魔物栽培士として働くようロスタムに命じられてしまい――!? 世界を揺るがす波乱の異世界栽培ファンタジー、大好評第2巻!

面白いですよ。まだ2巻なのに。キャラ数はかなり多い。しかし、それぞれバラエティ豊かで使い分けを意識しているため空気になっているキャラが少ないです。立て続けに起きる問題に対しての解決法も読んでてワクワクします。

今回は砂漠での魔物栽培、バハムートの話をします。

目次

砂漠での魔物栽培

今回の読みどころは砂漠での魔物栽培。主人公たちは魔物を生むための生命の樹のタネを集めるためにネツァク大陸に行きます。
そこは砂漠でさ。なんでもネッアク大陸を支配している帝王勇者ロスタムが種を持ってるらしいんですよ。
で、ロスタムに会いに行くとさ。ロスタムの妹は病に侵されていてさ。その病を治す魔物を主人公が栽培できたら種をくれてやるって話になるんですよ。
これの面白いところはタイムリミットがあるとこですね。主人公は前巻でマンドラゴラの女の子を仲間にしているんですけどね。
⚪︎日までにその魔物が栽培できなければそのマンドラゴラを差し出せって言ってさ。主人公を閉じ込めてしまいます。
そして、砂漠での魔物栽培がはじまるんですけども。砂漠で栽培って時点で難航するのが目に見えていてさ。そこが現代知識チートの見せ所になります。
後、主人公の監視役、兼補佐として女騎士が出てくるんだけどさ。彼女が魔物に偏見を持つキャラとして描かれている。
砂漠での栽培を書きながら、そんな彼女の心情の変化を描くことで話にメリハリをつけているところはいいですね。

バハムートの話

今回、2部構成になっていまして。砂漠での栽培の挑戦とロスタムの妹の病を治す話をした後で。
次はネッアク大陸にやってくる魔物の話になる。その魔物がSSランクでさ。強いらしいので。同じSSランクのバハムートを育てなければいけないって話になるんですよ。
これも主人公の知識チートによるバハムートの育て方のひらめきが面白かったですね。
さらに面白いのは、賢人カサリナのバトルシーン。一巻の時からわかってたことですけども。この作品は主人公はあくまで農業だけでさ。バトルシーンは別のキャラが受け持つポケモンみたいな構成をやっていくんだってのが今巻で明らかになりましたね。

続きも出ていますので、今度読みます。

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