そう、それが言いたかった

2010年にpixivではじめての処女作、『who are the hero』を投稿する。who are the heroを完結後は小説家になろうに移動。現在、思春期の少年、少女がゾンビたちが蹂躙する日本で戦う『エデンプロジェクト』と、はてなブログでネット小説書籍化本の批評ブログ、『そう、それがいいたかった』を更新中。

『スーパーカブ』の2巻について

さて、今回紹介する作品はこちら、『スーパーカブ』の2巻です。

スーパーカブ2 (角川スニーカー文庫)

あらすじ
両親も友達も趣味もない、何もない日々を過ごしていた小熊が、スーパーカブを買って数ヶ月。季節は変わり、南アルプスの麓に吹く風は日に日に冷たくなっていく。かじかむ指。かかりにくくなるエンジン。肺が凍りつく向かい風。雪の積もった道路――同じくバイク乗りの礼子と共に、試練の季節へ挑む小熊。カブとの出会いで少しずつ変わる彼女のことが、同級生の恵庭椎は気になっていて……。少女たちとバイクの、厳しく楽しい冬が始まる。

カクヨムURL
https://kakuyomu.jp/works/1177354054880317669

今回は、前巻と同じように主人公の小熊と礼子のスーパーカブにまつわる日常をやりながら、新キャラの恵庭椎が登場。後半、日常を揺るがすある事件が起きて。二人はスーパーカブでどうするかって話でしたね。

面白かったですよ。前巻と同様、シリーズ全体の魅力であるスーパーカブ乗りの著者だから書けるスーパーカブの豆知識はスゴい。また、スーパーカブに乗るためにパーツや知識が増え成長していく小熊と礼子が、短編形式の短い事件の連続でわかりますから。日常がスゴい速さで消化され、彼女たちも年を取っていくってのがさ。けいおん的で面白いですね。

オススメの作品ですので、ぜひ読んでみてください。