そう、それが言いたかった

2010年にpixivではじめての処女作、『who are the hero』を投稿する。who are the heroを完結後は小説家になろうに移動。現在、思春期の少年、少女がゾンビたちが蹂躙する日本で戦う『エデンプロジェクト』と、はてなブログでネット小説書籍化本の批評ブログ、『そう、それがいいたかった』を更新中。

『ジャンキージャンクガンズ~鉄想機譚~』について

さて、今回紹介する作品はこちら、『ジャンキージャンクガンズ~鉄想機譚~』です。

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あらすじ
魔法を使うのに必要なのは――金(ゴールド)? 敵の銃とロボと金は奪って糧にして使い潰す破天荒な少女魔術師が、荒野を征く!
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 作者は『ナイツ&マジック』の天酒之瓢さん。カクヨムで連載してすでに完結済みですね。カクヨムさんはさ。もう3年前だっけ? 角川さんがはてなブログと協力してつくった小説投稿サイトなんだけどさ。その時に、小説家になろうで高く評価された小説家さんに声をかけてさいろんな作品を連載してもらってたんですよ。
 『ジャンキージャンクガンズ』もそれのひとつです。
 『ナイツ&マジック』はアニメしか見てなくってさ。天酒之瓢さんの原作は初めて読みました。
 今回読んでて気になったのが、頭のない怪人を探す復讐の旅ってやはりオマージュか。きれいに完結したストーリー。設定はロマンがある。を順に語ってきます。

目次

**やはりオマージュか
ザックリ、この話をしますね。この作品の主人公は賞金稼ぎの女の子です。その子はさお金のためなら手段を択ばない子でさ。けっこういろんな手段でさ相手を倒すってとこに爽快感があります。主人公には目的があります。それは復讐です。彼女は、幼いころ、親を殺されていてさ。幼い彼女が唯一知っている復讐する相手の特徴がさ。頭がないことなんだよ。
最初の1話を読んだときさ。これ知ってるな~って思いましたよ。むかしさ、タキシードの男がさ、妹を殺したカギ爪の男を探すはなしあったな~って思いました。
そう、『ガンソード』だよ。絶対、あの作品意識してますよ。舞台もさ、どっちも西部劇×ロボットですもん。
『ナイツ&マジック』も『ダンバイン』に似ているって話があるそうですけど。やっぱ、下地になるものがわりとわかりやすいなと思いました。
もちろん、それだけじゃなくてさ。ロボット好きがうなる要素もちゃんと詰め込んでくれていますよ。
**ロマンのある設定
やっぱさ、ロマンのあるシチュエーションやロボットを考えるのが上手い人なんですよね。この話はさ。主人公が復讐の旅の途中で賞金稼ぎするためのクエストを受けるんだけどさ。その際に、いろんな賞金稼ぎと出会うんですよ。もちろんさ、その賞金稼ぎもそれぞれロボットを持っているんだけどさ。どれもクセのあるさ。ロマンのあるつくりのロボットが多いんだよね。
足が一本しかないけど、ローラーがついててめっちゃ早いとかさ。メッチャデカい大砲を抱えているとかさ。荒くれ者たちが改造したロボットって感じがよかったですね。
**きれいに完結したストーリー
 後、ストーリーとしては1巻できれいに完結しているんですよね。一人の女の子が女性であることを隠しながら賞金稼ぎとしてお金を稼ぎ。仕事の都合上手を組んだ男性は彼女のクレイジーさに舌を巻く。
 でさ、いろいろあった末についに首のない男の正体をみつけ、彼女が今までお金を集めてきた理由を知る。なんやかんや、あって復讐をとげた彼女は最後は女性として一人の男性と結婚する。
 このへんのストーリーラインがきれいですし。ようしょようしょの話は彼女のキャラクター性を立てる工夫がいくつもあって面白かったです。

 今度、『ナイツ&マジック』も読みたいですね。

 

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