今日は『ベイビードライバー』についてはなします。
面白い映画ですよ。
音楽の使い方が上手いんですよね。
それでいて、今までにない挑戦的な映画でもあります。
まず、冒頭がスゴイんですよ。
この映画は強盗の時に車で犯罪者を乗せる逃がし屋を主人公にしています。これは珍しくありません。ドライバーが主人公のカーアクションの映画はこれまでにもありましたから。
だけどさ、いざ強盗がはじまるって時に映すのがさ。強盗のシーンでなく、強盗をしている間に待ってる主人公でさ。主人公のベイビーは音楽にノリノリなんですよ。
このノリノリの主人公の動きが面白いんだよね。見てて笑える。強盗の姿も車からの視点で映るんだけどさ。ホントにちょっとだけでさ。それでさ、音楽に合わせて動き出す車とちょうどテンポが変わったタイミングで強盗が戻ってきたりしてさ。
観てて納得しましたよ。
そっか、主人公は音楽のタイミングで作戦のタイミングを計ってるんだって。
冒頭の銀行襲撃のシーンだけで、観にきてよかったって思いましたよ。後からわかるんですけどね、主人公は音楽を聴き続けないと耳鳴りがやまない体質らしくてさ。
だから、ストーリーの最初から最後まで音楽づくし。そして、主人公は音楽に合わせてアクションをする。そのへんがさ、見てて面白いんだけどさ。
ストーリー自体もいいんですよ。
ザックリ言うとさ。一人の若者がさ。悪事を働いてお金を手に入れようとする。でさ、次々と主人公のカリスマ、キャラクター性を立ててさ。ハッピーエンドに進むかと思いきや。
今までの主人公をカッコよく写したシーンがさ。後々、主人公を追い詰める伏線になってさ。
計画していたことが、全部ダメになっていく。どうなっちゃうんだって思ったところでさ。
主人公がある決断をした瞬間、物語はクライマックスに向けて加速する。
創作やってるひとにはオススメですよ。アイデアの意外性もさることながら王道のストーリーラインも楽しめますから。
ぜひ観てみてください。
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