さて、今回はプリパラの魅力について語ります。じつは最近、プリパラをdアニメストアで一期から三期までまとめて見ちゃったんですよ。
そしたら、かなり面白かったので、プリパラの魅力について語ります。
プリパラとはなにか。
プリパラとは、元々はタカラトミーが運営するゲームセンターの箱体のリズムゲームです。1プレイ100円。プレイするたびに、服がもらえ、プレイヤーはシューズ、ボトム、トップス、ヘアアクセのカードでキャラを着飾って、ダンスする。コーディネートとダンスの得点を競うゲームです。
服は種類があって、決まったシリーズを揃える以外にも独自の組み合わせでキャラを可愛くするのも魅力ですから。どうぶつの森で部屋をいじったりするのが好きな人はハマりますよ。
普通の女の子が神アイドルまで駆け上がるシンデレラストーリーとしての爽快感。エピソードを重ねるたびに深まる歌への思い入れ。そして、誰もがアイドルになれるアマチュアの世界だからこそ起きる。破壊者と統制者の出現。今回は以上の3点について三つの記事にわけて話します。
普通の女の子が神アイドルまで駆け上がるシンデレラストーリー
プリパラのストーリーラインはシンデレラです。無名の女の子が舞踏会に行くことで、みんなが憧れるお姫さまになれる。だけど、舞踏会に行くことを継母が許してくれなくて。シンデレラも、自分なんかが舞踏会に行くなんてと思っている。
1話のらあらがプリパラに行くまでの話もまさしくシンデレラなんですよ。
真中らあらは頼まれたら断れない、かしこまが口ぐせの女の子。彼女はそこに行けば誰もがアイドルになれる場所、プリパラに憧れていた。だが、彼女の通うパプリカ学園の小等部はプリパラが禁止で、校長のグロリアが厳しくプリチケを管理していた。らあらも自分の声が大きいことがコンプレックスで歌うのが苦手で……
そんななか、彼女はだれかのプリチケバックを拾うんです。これがないとこの人は困るんじゃないか? そう考え、らあらはプリチケバックを届けに、今まで行かなかったプリパラに行くんですね。
そして、プリチケバックの持ち主、みれいをみつけるんです。すると彼女は二人組のオーディションに参加できずに困っていた。そこで、みれいはらあらに自分と一緒にライブに出て欲しいっていうんですよ。
しかし、らあらには踊る自信がない。無理だと言うらあらに、みれいは言うんですよね。
プリパラは好き? なら大丈夫!
さっき、プリパラはシンデレラだって言ったじゃないですか。行けさえすれば輝くことのできる舞踏会がプリパラで、そこに行くための障害
となる叔母がグロリア校長。そしてシンデレラにはもう一つ大事なキャラがいますね。それは魔法使い。シンデレラを舞踏会に連れていくための大事なキャラです。
その魔法使いこそがみれいなんですよ。
らあらはプリパラの中にはいることで現実の世界とは違う姿になれた。だけど、まだ歌う自信がない。そんな彼女にプリパラはだれもがアイドルになれるステキな場所で、好きな気持ちさえあれば大丈夫だと言うんですね。
この言葉が、彼女に魔法をかけた。彼女の不安を取り除いたんですね。
そして、歌ってみたらじつはすごい才能の持ち主だった。彼女の声はじつはプリズムボイスというひとの心に届く特別な声だったんですよ。
自信のない女の子が、一歩特別な舞台に足を踏み入れたらキラキラのお姫さまになれた。プリパラの第1話はこのシンデレラストーリーが魅力なんですよ。
シンデレラのライバルはシンデレラ
こっからさ、ただらあらがプリパラのアイドルとして成功していくはなしだったら。俺も140話見るべきだと言わないんですよ。
面白いのはこっからです。
3人のユニットをつくった、らあら。そんな彼女たちの前にライバルが現れるんですよ。その子の名前は東堂シオン。
中学生でありながら、囲碁の世界チャンピオンになった天才。口ぐせは「以後、よろしく」。中学生にして囲碁を極めた彼女はたまたま街頭でみかけた、らあらたちのライブを見て、プリパラを知り、神アイドルを目指すことを決意する。
つまり、プリパラのプの字も知らなかった状態からのスタート。らあらと同じシンデレラなわけなんです。
なにも知らない状態の女の子が、プリパラを知り、そこで1からダンスと歌を勉強してプリパラのアイドルとしてデビューして話題になる。これを30分でやるんですけどね。見ててワクワクしますよ。プリパラはですね。神アイドルを目指すうえで競い合うライバルが。じつはベテランじゃなくて、突然出てくる新人なんですよ。
それが見ててワクワクする。今度はだれがアイドルになるんだろうって思うんですね。
そして、プリパラの魅力はこれだけじゃない。これだけじゃないんだけど。今日はここまで。また次回語りますね。次はライブシーンの話をします。