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神島竜のそう、それが言いたかった

twitterでは言えなかった長い話をダラダラ語ろうかと思います。

平安時代にタイムスリップしたら紫式部になってしまったようです

 バカは風邪ひかないってあるじゃないですか。あれってさ、バカは身体が丈夫って意味じゃないと思うんですよ。

 

 そうじゃなくて、バカでも風邪はひいてるんだけど。それを気にせずに、体の不調に気づかず動く鈍いやつがバカだってことなんですよ。

 

 おなじように本当は傷ついているのに。その傷に鈍くなる。これをつよさと勘違いしちゃう。

 

 俺だけじゃないと思うんだよな。

 

 栄養ドリンクを飲んで乗り切るも大事だけどさ。ちゃんと泣いたり笑ったり怒ったりできてるか。時々は確認したほうがいいですよ。

 

映画とか、アニメとか、本とか読んでさ。面白いと思う。他の人とも話してみると、面白いとこが違うときもあれば同じときもある。そしたら、その面白いはなんなのか。泣けるのか笑えるのか熱いのか。なぜそう感じるのか。哲学に浸らず、イデオロギーでごまかさずに、五文字の言葉のその先を語り。最後にこう言うんだ。

 

そう、それが言いたかった、と。

 

 さて、大事な12回ネット小説レビューは久々の第一回カクヨムネット小説大賞受賞作、平安時代にタイムスリップしたら紫式部になってしまったようです。

 

あらすじ

ここは乙女ゲームの世界ですか?いいえ、現実です!京都に修学旅行中、突然平安時代にタイムスリップした女子高生・香子。イケメン貴族に助けられた恩返しに、中宮様へ献上する物語作りを手伝うことになった香子は、持ち前の妄想力でアイデアを出しまくる。しかし出来上がっていく話が『源氏物語』と似ていることに気がついて…?もしかして、私が“紫式部”になるの?現代×平安、時間を超えたラブファンタジー開幕!!

 

読んでみたらさ。予想以上に面白くてビックリした。最初に、わたしが紫式部になるなんてって感じのさ。宮廷でモブに言い寄られてキョドルとこからはじめてからの、タイムスリップの経緯。平安時代で王子様役と出会って、最初は険悪なんだけど、住まわせてもらう恩を返すために彼を助けていくうち紫式部になっていくと。

 

ネタバレじゃねぇかっておもうかもだけどさ。ホントに序盤で、わたしが紫式部なんてただ〇〇してただけなのに……っていろいろ説明しちゃってんだよ。

 

なのに面白い。ゴールがわかるってことはさ。二人がどうなるのかって不安がないことでさ。安心してハラハラドキドキできるんですよ。

 

君の名だってさ。目が覚めたら涙が出るのはあの時からだって回想にはいるからさ。どちらかが死ぬことはないだろうなって思ってみれるじゃん。

 

ゴールを安定させたうえでさ。丁寧に時代考証してんだよな。十二単のしくみだとか。当時は、名前を名乗ることは求婚だったとか。

 

読んでてへーって思いながらも。ちゃんと異性の距離が近すぎて嫌じゃない恥ずかしいシーンもありつつ。最後の最初のシーンに追いついた後のエンディングの流れはうまいですね。

 

 話の構成においてはカクヨム受賞作のなかでは一番うまい作品だと思うのでオススメです。

 

web版

https://kakuyomu.jp/works/4852201425154922583

 

 

 

平安時代にタイムスリップしたら紫式部になってしまったようです (角川ビーンズ文庫)

平安時代にタイムスリップしたら紫式部になってしまったようです (角川ビーンズ文庫)