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神島竜のそう、それが言いたかった

twitterでは言えなかった長い話をダラダラ語ろうかと思います。

ネタバレ注意! 愛原そよぎの悩みごと 時を止める能力者にどうやったら勝てると思う?について

さて、今回紹介する作品はこちら。『愛原そよぎのなやみごと 時を止める能力者にどうやったら勝てると思う』。

あらすじ
「時を止める能力者にどうやったら勝てると思う?」僕が好意を寄せるクラスメイト、愛原そよぎの“やなみごと”は僕の想像を遙かに超える独特なものだった。本気とも冗談ともつかないその相談に真剣にアドバイスを送り、彼女のなやみはどうやら解決されたようだった。僕たちの関係も進展したかに思えたのだけど、この相談がきっかけで僕は彼女のとんでもない“秘密”に近づいてしまったようで!?僕と彼女の非日常系おやなみ相談日常ラブコメ開幕!

 バトルはなく、よくある能力者との戦いをゆるい会話で考察するメタ的な要素がはいった作品です。タイトルのとおり、そよぎが時を止める能力者にどうやって勝つかを主人公に相談するとこから話がはじまります。
 しかも彼女は魔法少女らしく、自分でも隠せている気でいる。主人公は気づかないふりをして、あくまで彼女の妄想話に付き合うていで話しが進行します。

 読んでて思うのがさ。すごい懐かしいんですよね。
 放課後のさ学校が終わった後でヒロインが持ってきた話題に主人公が乗っかる。そのうち、ほかのヒロインも登場してさ。ゆったりとした会話をする。
 最近ずっと読んでなかった放課後ヒロインものですね。生徒会の一存とか、GJ部とか、ラノベ部とか。そういや昔はこういうラノベを読んでたなって懐かしくなりました。
 
このよくある日常系のライトノベルにはいっているのが日常の中に特別な戦いが潜んでいる涼宮ハルヒなんですけどね。

 涼宮ハルヒとは、世の中特別なことなんて起きない、自分は普通の人間で、普通なことしか起きないのだと考えるキョンの前に、宇宙人、未来人、超能力者は私の前に来なさいという涼宮ハルヒという女の子が現れる。すると、本当に涼宮ハルヒの気づかないところで宇宙人、未来人、超能力者がいたって話です。日常的なドタバタをしながらその傍らには特別な事件が起きているってとこがさ。0年代から形成された世界観のひとつなんですね。

 ちょうどイラク戦争やアメリカのセンタービルが爆破されたときにさ。日本はあまりにも平和でさ。でも漠然とした不安感があったって時代にできたんですよ。この外側に何かが起きているって世界観がさ。内側も大変だけど、外側がもっと危険って進撃の巨人に変わっていくんですね。外側に事件があるけど主人公はヒロインとのほほんとするよってとこがさ。涼宮ハルヒの世界観が今来たのか懐かしいなって思って読んでたんですけどね。この作品はこれだけで終わらなかった。ラストの展開がさ。今の時代に合わせていくつかアップデートされているところがあるんですね。





 こっから先はネタバレになります。



 これから読む人はWEB版があるんで、ネタバレがいやな人は先にこっち読んでください


kakuyomu.jp




















じつは特別だからこそ主人公になれない主人公

(引用)
「「あんたただの一般人じゃなかったの……?」
「僕は一度だって自分が一般人だと言ったことはないよ」
 僕は初めから魔法少女の存在や背後にある合衆国の存在を知っていた。ただそれを表に出さなかっただけだ。
「僕はライトノベルの主人公じゃないからな。『ごく普通の男子高校生』にはなれないんだよ」」

 愛原そよぎがなぜ魔法少女と戦っていたのか。この世界の日常の裏で何が起きていたのか。
 これさ、ようは仮面ライダー龍騎だったんですよね。
 こことは違う世界でさ。戦争があるらしくってさ。その戦争で戦ってもらうために強い魔法少女がほしくってさ。それが僕らのいる世界にいるらしい。だけど魔法少女は一人しかなれません。だからその一人を選ぶために魔法少女を戦わせます。見事選ばれたその一人には異世界で戦ってもらう代わりに願いを叶えますって話でさ。愛原そよぎも願いを叶えたいから魔法少女になったわけです。
 主人公はさ、ヒロインとの日常を選びながらもその日常の裏にひそむ戦いにも、その戦いの仕組みにも気づいている存在なんですよ。
 これこそさ、『モブサイコ』や『スライム倒して300年』の時にも話したさ。いわゆる特別な人が日常を望むという最近にわかに出ている系譜をたどっているんですね。
 この設定さ、たんに読者を驚かせようってだけじゃないと思うんですよ。

 まずさ、バトルロワイヤルからはじまる。デスゲーム系ってのはさ。元をたどるとさ。これは受験戦争による勝ち組負け組のファンタジー化なんですよ。
 僕らってさ。ある日突然にさ、親だとか教師とか社会という謎の主催者に一箇所に集められてお前ら勉強してトップを狙え負けたらホームレスだ。戦わないやつも殺してやる。一位になれば安定した将来が待っているっていう戦いをやらされているんだよ。このはなしをするとグチグチ長くなるからさ、気になった人は過去の記事を読んでみてください。

 でさ、このデスゲームを潜り抜けた結果幸せになれたかといえばさ。そうでもないなってさ。ニュース見てたらわかんじゃん。
 この作品でもさ。主人公こんなこと言ってます。

(引用)
 マジカルバトルで選ばれ、異世界たるバルバニアを救うと言われている『勇者』。『勇者』などと耳障りのいい言葉を選んでいるが、あれはそんないいものじゃない。
「『勇者』なんて、戦争の道具にされるだけの存在だ」
『勇者』とは、バルバニアが対立する隣接異世界フレミニアンと戦うために求められた生物兵器に過ぎない。国にとっては魔法少女など使い捨ての異世界間弾道ミサイルとなんら変わりはしない。バルバニアが干渉した万に近い異世界からかつてつれてこられた『勇者』たちは、皆、戦火の中でその身を散らしたと聞いている。
「人道、人道なんて言っておいて、結局は人殺しのための道具にしようとしているんだ。これほどの偽善はなかなかないぜ」

 魔法少女とマジカルバトルって書いてあるからさ。ファンタジーに聞こえるんだけどさ。異世界を「外国」この勇者を「グローバルな人材」と考え、バルバニアを最近だったら東電とかに書き換えたらさ。ぐっと僕らに身近なはなしにちかづくんですよ。つまり、この主人公はさ。受験で戦って勝つだけじゃ幸せにはなれないよね。勉強することよりも大事なことがあるんじゃないかなっと考える思春期の僕らに近い存在なんですよ。
 王道のストーリーラインだからこそ、こういった時代の変化の流れのようなものを感じました。

 WEB版も読みながら、続きも楽しみに待っています。

涼宮ハルヒの憂鬱<「涼宮ハルヒ」シリーズ> (角川スニーカー文庫)

涼宮ハルヒの憂鬱<「涼宮ハルヒ」シリーズ> (角川スニーカー文庫)

仮面ライダー龍騎 Blu-ray BOX 1

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ネタバレ注意! 仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦を観ました!

 仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦を観ました。

 

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 面白かったですよ。

 

 まず驚いたのが。綺麗な都市を上空から映した場面の右下に映る韓国の文字。あれ? 海外ロケかな? って思うじゃないですか。違うんですよ。どうみてもですよ。東京ドームシティなんですよ。仮面ライダーWとかで見たような街なんですよ。そこにですよ。屋台を建てて、建物に韓国の旗ひっかけてここ韓国だよって言ってんですよ。笑っちゃいますよ。

 

 そんなツッコミどころ満載の韓国の上空に現れる謎の巨大飛行物体。ゼビウス。韓国の人もなぜか知ってるんですよ。

 そのゼビウスに襲われていることを察知したキュウレンジャーがキュウレンオーで助けに行くんですけどね。勝てない! ってとこでタイトルロゴが上からドーン!

 

 んでさ、場面がエグゼイドの病院に急患が運ばれたって展開になるんですよね。その急患がジュウオウジャーのホワイトのアム。ジュウオウランドがゼビウスに破壊されてさ。命からがら逃げてきたんだと。

 

 でさ、エグゼイドの街にさ。キュウレンオーがやってくるんだよ。目的はポッピーキュポポポ。キュウレンジャーはさ。ゲームの世界にいるはずのゼビウスが実体化した影にはさ。同じくゲームのキャラでありながら現実世界と関わるポッピーキュポポポが関わってんじゃないかって考えるんだよ。

 もちろん、ポッピーキュポポポがそんなことするはずないって言ってさ。エグゼイドチーム対キュウレンジャーの戦いがはじまるわけだ。

 

 んでさ、戦いの途中で敵が出るんだよ。

んでさ、戦いの途中で敵が出るんだよ。それがギャラクシアン。彼らもむかしのゲームのキャラなんだってね。

 

苦戦するヒーローたち。そこに現れる戦隊とライダー。そこでポッピーキュポポポが語るのはさ。かれらはスーパーヒーロー大戦というゲームに出てくるヒーローらしいんですよ。

聞いてて俺、こっち思い出しました。

  

 

スーパー特撮大戦2001

スーパー特撮大戦2001

 
スーパー特撮大戦2001 完全攻略ガイド (電撃攻略王)

スーパー特撮大戦2001 完全攻略ガイド (電撃攻略王)

 

 

 

この辺でさ。どうやらゲームと現実世界がつながっているらしいって話になってさ。問題を解決するためにゲームの世界のヒーローたちの力を借りようって話になるんですよ。

 

でさ、ポッピーキュポポポとジュウオウジャーのホワイトがさ。説得のためスーパーヒーロー大戦の世界に行くわけだ。そこでさ、ゲームの世界のヒイロに会うわけなんだよ。

 

ゲームの世界のヒイロはさ。力を貸すがそれにはルールに従ってもらうって言うんだよ。そのルールがトーナメント形式のヒーローバトルに勝利すること。プレイヤーとなったエグゼイドはゲームの世界の四人のスーパーヒーローとチームを組んで戦うんだな。戦隊の形式をとる必要があるらしくてさ。エグゼイドが赤。モモタロスがピンク。ビートバスターが黄色。ニンニンジャーの青ニンジャが青。仮面ライダーゾルダが緑。

 

なんかさ、微妙なメンツだとおもうやん。こいつらちゃんとモノホンのキャストさんが来てんだよ。他にもさキンタロスとウロタロスがさ。青枠、黄色枠なら俺だろって言ってさ。お前らはすっこんでろーってギャグもあるよ。

 

んでさ、もちろん勝ち進むわけなんだよ。この辺いいよ。今回、5対5あるいは1対1のヒーローバトルをしてるからさ。視点がアッチコッチいかずに純粋なアクションが楽しめます。

 

でさ、俺が不満なのがさ。モモレンジャー対モモタロスの戦い。オラオラってるモモタロスにさ。きゃーこわーいって言って油断させて股間を蹴るモモレンジャー。あのさあ、お前そんなキャラじゃねぇだろ! イヤリングが爆弾になるんだからそれ使えよ! なにキャットファイトしてんだよ!

 

ちなみにゲンム対エグゼイドの戦いもあってさ。意外とあっさり終わったよ。

でさ、トーナメントで優勝した結果さ。五人はゲーム世界のスーパーヒーローの力を使えるようになってさ。その力によって変身した姿で現実世界に帰るの。

 

それがこれ

 

まさかのゴライダーがここで出んだよ。んでさ。ゴーカイジャーの船、仮面ライダーキバの城、ゴレンジャーの飛行機、電王の電車に乗ってさ。ゼビウス倒すんだよ。

しかもトドメがゴレンジャーハリケーンね。

 

見事、ゼビウスを倒したエグゼイド。ここで終わりかと思いきや。ここで現れるのがショッカー軍団。なんとスーパーヒーロー大戦にはボーナスステージがあり、エグゼイドがクリアしたことでボーナスステージに潜んでいたショッカー軍団を呼び起こしてしまうんです。

 

ショッカー軍団に消されるエグゼイド。他のライダーや戦隊がショッカー軍団に戦うも苦戦する。そんななか、ヒイロはさ。戦いから離れてさ。自分の家でさ。一台のパソコンを開くんだね。何かと言えばさ。今回の騒動の原因エイトくんのパソコンなんだよ。今回、映画にさ。エイトくんってのがチョコチョコ出ててさ。その子はヒイロの元患者でさ。ゲームの世界に消えてしまうのを止められなかった。助けられなかった患者なんだよ。

 

このエイトくんはさ。病気を2つ抱えてるらしくてさ。一つは結局明かされなかったんだけどさ。もう一つがさ。心の病気でさ。感情の起伏が薄いらしいんだよ。

 

この辺にさ。エグゼイドのそばにいたナーガが反応してさ。彼と話したいってさ。ポッピーキュポポポに頼んで、ゲームの世界に行く。

 

一方、ヒイロもさ。エイトくんのパソコンを使ってゲームの世界に行くんだよ。

そこに待っているのがもう一人のゲームの世界のヒイロ。仮面ライダーブレイブ対ブレイブの戦いがはじまるわけだ。

 

そしてさ消えたと思ったエグゼイドもさ。ゲームの世界にいてさ。そこでさアマゾンズと戦うの。3対1だよ。

 

この後スゴイよ。ライダーとスーパー戦隊とショッカー軍団の戦いがあるなかさ。エグゼイドとアマゾンズの戦い。ブレイブ対ブレイブの戦いがはじまるの。

 

今回の魅力がさ。混沌に見せかけた秩序ってヤツでさ。複雑に入り組んでるようでじつはわかりやすくてきれいに整ってるんだよ。

 

ヒイロはさ。救えなかった患者と向き合う。己の罪と向き合う。ナーガはエイトを通して自分と向き合う。エグゼイドはエイトにさ。キミの本当の気持ちはなんなのって言うわけだ。今までのさ。スーパーヒーロー大戦に比べるとさ一つの大きなテーマがさ。わかりやすいんだよね。

 

戦いも終わってさ。ヒーローたちも現実世界に帰ってさ。ショッカー軍団と戦うわけだ。今回さ、カメラのアングルがいいよね。岩と岩の狭い空間でさ。迫るようなカメラワーク。ヒーローの戦いがさ。いつもより近いんだよ。メッチャ迫力ある。

 

でさ。巨大化するショッカーの首領三世とキュウレンジャー、巨大化エグゼイドとのバトルで終了。

 

アクションもドラマもさ。けっこーおもしろかったよー。

 

 

 

 

ネタバレ注意! キングコング観ました

 さっき、キングコングを観ました。

 

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あらすじ

 アメリカの衛生カメラが謎の島を発見する。その名は髑髏島。ソ連よりも先に島の地質、生態系を調査するために捜査隊が中にはいると。そこには巨大なゴリラ。キングコングがいた。

 

 最初から中二全開よかったですよ。理屈よりも映画としてのカッコよさを優先した演出に痺れました。

 まずさ、二つの戦闘機が髑髏島に墜落すんですよね。その二人がさ。片方がアメリカ人でもう片方が日本人。そう、時は第二次大戦の最中。敵対している二人は戦闘機が墜落してもなお戦うんですよ。日本人スゴイっすよ。銃撃戦の後さ。刀使って、アメリカ人に襲いかかるから。島のジャングルの中で七転八倒の闘い! んでさ、アメリカ人と取っ組み合ってさ。かたや刀を振り下ろそうとし、かたや銃を構えたその時!  ズドーンと現れる巨大な手! あれ、暗くなったなと不審になって振り返る二人が見たのがあのキングコングだよ。

 

 こんなカッコいいいりされたらさ。観るしかないじゃん!

 

 んで、何十年かたってさ。時はベトナム戦争の終わりだよ。二人の男がさ。大臣に掛け合うんだよね。島を見つけた。調査の許可欲しい。大臣、ウンザリ顔でさ。今回だけだぞと。そしたらさ。二人の男のうちの一人、チョビヒゲの男がさ。じつは警備に軍人がほしいって言うんだよね。ニヤリとさ。

 

 ここでさ、場面基地にかわるんだよ。大佐さんがさ。ベトナム戦争終わったから帰れみたいな電話を受けてんだよね。仲間の勲章をみて、戦争がこんな形で終わるなんてって思ってる。

 一方、部下たちはノリノリだよ。彼女にメールしたかい? したよ75回も。ママだろ?  ハッハー!  みたいなさ。会話の内容が完全にさ。サメ映画に襲われるまえの若者の浮かれ具合でさ。うわ、キングコングに殺されるわ〜ってさ。ニヤニヤしたよ。

 

 でさ、雨降ってさ。夜中まで騒いだんだろうね。大佐が電話受け取るんだよ。まだ任務が残ってるぞ。イエッサー。よしよろしく頼むぞ。待ってください、大臣。どうした?

 こんな会話があってさ。大臣言うんだよね。うれしそうな顔でさ。ありがとう。

 

 なんでアメリカ映画のソルジャー戦闘大好きなんだろうね。

 

 この後さ、ようやく主人公登場したよね。元SATのさ、男。バーでのケンカのシーンカッコいいよね。いくら欲しいとか話ししてさ。護衛兼ガイドとして雇われるんだよ。その後がヒロインのシーンでさ。写真現像してるから記者ってわかるよね。

 

 そんな感じでさ。ここまでがいろんなキャラ船に乗るぜって演出だったんだよね。

 ようやく船が出てさ。けど島に嵐があるからさ。島のヘリなら行けんだろうって行くわけだよ。

 

 ヘリで嵐の中をドーン。不安がる隊員。大佐だけが冷静。そういや目のアップが今回やたらと多いんですよね。ホントに。

 

 この時に引用されるのがイカロスの話。父親がイカロスにロウの翼をあげた。父はイカロスに太陽に近づくなと言ったのに。イカロスは近づきました。だからロウは溶けてしまった。だが、俺たちの父、アメリカは我らに鉄の翼を授けてくれたその翼がこんな暴風雨で折れるかよ! って言ったとたんに広がる大自然。嵐を抜けたんですね。

 

 そしたらまた隊員たちヒャッハータイムですよ。ノリノリの音楽がかかってさ。着陸すんの森のフレンズたち大騒ぎ。鹿とかキジとかみんなヘリの音にビビって逃げんの。

 そんなのおかまいなしでさ。隊員たちは爆弾落とすわけよ。地質調査のためらしいよ。ますます逃げる動物たち。

 わーいたのしー!っと旋回するヘリ。大きな山を曲がったその先にいるんだよねキングコング。うん、予想してた。イカロスの話しした後で陽気な曲流れんだもん。そうだろうと思ったよ。キングコング大暴れ。オモチャのように壊れるヘリ。みんな墜落したよ。

 

 調査隊も3つに分かれて散り散りになるんだよね。一人山奥で生き残った男。大佐ひきいる部隊。元SATと記者と地質学者と他の隊員。

 大佐はキングコング倒してやるって意気込んでさ。武器を積んだヘリにいる山奥の男を助けに行こうとする。元SATチームは補給部隊が3日後に南にくるから合流しようとすんだね。

 

 こっからが面白い。キングコングだけが化け物じゃなくてさ。いろんな化け物が島にいるんだよね。

 

 大佐チームの話なんだけどさ。竹林を歩いてんだよ。するとね、一人の隊員がさ。悲鳴をあげるの。振り返るとさ。竹がさ。隊員に刺さってんだよね。さっきさヘリ襲われた時にさ。キングコングはヤシの木投げてたからさ。またそれかなって思ったんだよ。

 

 違うんだよね。刺さってったはずの竹がさ。ひとりでに抜けるの。すぅーと視点が上に向くじゃん。そしたらさ、いるんだよクモみたいなんが。もうパニックだよ。竹かと思ったらクモの足なんだもん。しかも刺さんだよ。予想できねぇよそんな死に方。

 

 こんな感じでさ。どんどんモンスターが出るわけよ。この辺のシーンさ、のび太の南海大冒険を思い出したよ。

 

 でさ、命からがらさ。元SATチームはある村にたどり着くんだよ。人住んでんだよねこの島。そこにいたアメリカ人がさ。なんと冒頭のアメリカ人だよ。ちょっと感動だよね。ケンカしてた日本人とも仲直りしてさ。島に出るために協力してたんだって。

 

 でもさ、ここで気に入らないのがさ。アメリカ人は生きてるくせに日本人は死んでんの。しかも刀はアメリカ人がもってんだよ。ふざけんなよアジア人でいいから日本人出せよ。俺はなプレデターズのヤクザとか、スターウォーズの座頭市みたいなな! アメリカ映画の日本人の戦闘シーンが大好きなんだよ。

 

 まあここをネチネチ言ってもしょうがない。このアメリカ人も仲間になってさ。船に乗って南を目指すんだよ。この船がさいいんだよ。日本のゼロ戦とさ。アメリカの戦闘機を組み合わせてつくってんの。カッコよくない!?

 

 んでさ、船に乗ってさ。元SATチームは大佐チームと合流すんだよ。

 ちなみにさ、元SATチームは、島の地下にキングコングよりヤバい化け物がいるらしいって知ってさ。しかもその化け物は調査隊が爆弾を落としたため目覚めたらしい。キングコングはそれに怒りヘリを襲いました。じつはキングコングは島を守っているのですって話になるんですよ。記者とキングコングが触れ合うシーンもありますよ。

 

 でさ、元SATと大佐が合流したはいいんだけどさ。キングコングを倒したい大佐は山奥に残された男を助ける名目でそのそばにある武器を取りに行きたい。だから一行は助けに行くんだけどさ。そしたら案の定、地下の化け物に襲われるんだよ。もちろん山奥の男も死んでる。

 

 武器を手に入れた大佐はキングコングを迎えに打つ。元SATは勝手にしろよと船に向かうも、やっぱりキングコングが助けたくてアメリカ人と記者とで引き返して大佐を止める。

 

 こっから先がさ。キングコング対地下の化け物の闘いだよ。カッコいいよねこのへん。

 

 んでさ、終わってめでたしめでたしなんだけどさ。スタッフロールがはじまったからって。席を立っちゃいけないよ。

 元SATと記者がさ。謎の部屋に連れてこられる。するとさ、ようこそ、まるまるへって言われるんだよね。どうやらさ、巨大生物と戦うための組織の基地らしいんだよね。

 

 んでさ、地質学者が言うのがさ。キングコングだけが王じゃない。他にも島が発見されてるって言ってさ。プロジェクターで流される五枚の壁画。それはまさしくゴジラ、ラドン、モスラ、キングギドラ。そして彼らが戦う怪獣大決戦が描かれた壁画で終わるわけだよ。

 

 もうさ、大興奮だよ。続き早く見たいよね。




今のうちに予習しよう!

キング・コング [Blu-ray]

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GODZILLA ゴジラ(字幕版)

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ゴジラ怪獣大決戦

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三大怪獣 地球最大の決戦

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食べるだけでレベルアップ! 駄女神といっしょに異世界無双

さて、今回紹介する作品はこちら、『食べるだけでレベルアップ! 駄女神といっしょに異世界無双』です。

あらすじ
「ホントに異世界だな、これ」「アタシを養いなさい!」女神ローラの唯一の信者として、異世界へと召喚された少年ケーマ。彼に与えられたのは、食べたものの経験値・スキルをそのまま獲得できちゃうチートスキルだった!狩った魔物や異世界ならではのグルメを堪能するケーマの美味しい日々は、「ふえぇぇ~!」巨乳だけが取り柄の駄女神をイジったり、「ご恩は、一生忘れませんっ!!」助けたウサ耳娘に懐かれたり、なぜか美味しい思いも特盛りで!?そして気づけば彼は、凶悪な魔物すら鼻歌交じりで蹴散らせるレベルになっていて―。美味しく食べて国士無双な、異世界食べ歩きファンタジー!

ギャグあり、駄女神あり、3人のヒロインで異世界生活をダラダラやる。このすば系の異世界転生ものですね。

スキル無双がいいですね。前紹介した『転生したら剣でした』みたいにさ。森の奥深くに召喚された主人公は食べた魔物の力を吸収する能力で弱いモンスターからじょじょに強いモンスターを狩っていくようすは読んでてワクワクしますね。

んで、この作品の魅力はスキルチートでもあるんですけどね。それを上回る魅力が主人公にベタ惚れ状態のハーレム。もともと作者さんは物理さんで無双してたらモテモテになりましたってタイトルの作品を小説家になろうで書いてたんですけどね。この人、あまりにも作風がエロすぎてアカウントを消されてるんですよ。
今作も作者さんのいい感じのエロがあります。主人公にベタ惚れって感じがいいですね。

web版も書籍版も続きを追っていきます。

イックーさんについて

さて、今回紹介する作品はこちら、『イックーさん』。

 

 

 

あらすじ

今は昔、夢漏町幕府の頃、さる山寺にイックーさんという、たいそうイキやすい小坊主がおったそうな。ある夏の夕暮れ時、声をかけられ「ンッ!?」軽くイッてしまったイックーさんは、小坊主たちから和尚さまが隠している蜜の入った壺の話を聞く。蜜ツボ…。勘違いをしたイックーさんは、壺捜しに加わることになるが…。「カクヨム」で異彩を放つ超絶倫下ネタコメディ!で、でちゃう?

 

 

 

 WEB版の時から好きでした。これが書籍化されると聞いた時はマジかと思いましたよ。この作品はスゴイ。落語じたてに綺麗に整理されたストーリー。ところどころで光る言葉のセンス。まさかの伏線に、時代考証を踏まえた上のパロディ。それでいて、どのジャンルにもおけないからこそライトノベルとなりうる独自性。それらからみえる多くの才能がまさかの小学生レベルの下ネタのために使われるこの贅沢感!

 

 

 

 カクヨムが開いたパンドラの箱ともいうべき作品です。グッジョブ角川!  よく開けてくれた!

 

 

本気の下ネタ

 

 この作品は上から下まで完全下ネタの昔話風のコメディです。下ネタと聞いてさ。僕らはバカにしたり。えっ、下ネタなの?ってつい手に取るのをやめてしまう。

 確かに下ネタは幼稚園の時に突発的に喋り出し。小学生高学年の時には話さなくなり。色気づく高校生の時に一部で復活して。大学生、社会人になる頃にはお酒の席でしか活躍しないスキルです。だからこそ、大体の場合がうんち、チンチン等のすでに下品とされる言葉を多用するか。セクハラと呼ばれる品のない言動のレベルにとどまる。

 

 

 だからこそ、僕らは下ネタを侮る。料理にいれたらその味にしかならないしょせんはナポリタンとかオムライスのような子供向けの料理にしか使わない調味料だろうとね。

 

 

 そんなことはない。下ネタだって立派な調味料。使い方しだいで、幼い頃には思いもしなかった味が現れる。

 

 大人になってからの本気の下ネタはそのひとの技巧、知識を試されるかなり難しいものなんですよ。イックーさんにも作者の鬼才が濃厚に出ています。

 

 たとえば、この作品はイックーさんというタイトルにするだけあってさ。イクにかけたギャグがたくさん出んだよね。これでもかってくらい。これだけでも作者の言語センスの高さが伺えますよ。

 

  とにかくどんどん下ネタを出す。読んでてよくここまでモツなって感心しますよ。

 

落語のような軽快な語り口

 

 畳み掛けるような下ネタの嵐。そこが魅力なんですけどね。そこだけだったら、まだまだケチャップライス。深みのある料理なんて言えませんよ。この作品の魅力はそれだけじゃない。

 

 最大の魅力は作品全体を支える読者に語りかける落語のような文体です。

 

(引用)

「おい、イックー!」

「ンッ!?」

 イックーさんは驚いて軽くイッてしまったが、小坊主たちは彼の絶頂を知らずに言葉を続ける世の中というものはまっこと、イキやすく生きにくいものよ。

 

  驚いてイッたというコメディな展開を広げながら、イキやすく生きにくいという上手いギャグを地の文にいれた良い文です。なぜ語りかける文体にしたのか。それは読者に語りかけることで僕らに笑うタイミングを教えているんですね。今上げた文もなかなかの名文なんですが、第3話の屏風でイク咄の地の文もスゴイですよ。

 

(引用)

二次でイッたとき、人は罪悪感を覚えるもの……そうであろう?

 その罪悪感が、イキながらにして完全にはイケておらぬ、賢者の刻を迎えながらも欲望をたもつ哀しみの戦士に、イックーさんを生まれ変わらせたのじゃ……

せつないのう。

 

 シリアスな笑いをいれながら、ようしょようしょに問いかけをいれることで笑うタイミングを教えてるんですよ。これもツッコミの一種なんですね。ツッコミというと相手の間違いを指摘するとこに注目しがちなんですけど、本来は笑うタイミングをいれる間なんです。

 

ライトノベルとしてのイックーさん

 さて、ここまで下ネタを中心にした作品なんだけど、下ネタもバカにできねぇぞって話をしました。でも、まだまだ手に取るのもためらう人もいるでしょう。

 

 そこで今回はライトノベルとしてのイックーさんについても話します。この下ネタバーストなイックーさん。人によってはこれはライトノベルなのかと、改めて考えてみると首をひねるかもしれません。文章は読みづらいようで読みやすい。落語のように語りながらもそこまで難しい言葉を使わない。難しそうで難しくない太宰治さんや京極夏彦のような丁寧な配慮があります。そして絵もコミカルで可愛いですよね。帯のイックーさんのポコポコチーンは必見です。

 

 では、読みやすく絵があればライトノベルなのか? そんなことないですね。嘘つきみーくんと壊れたまーちゃんや空の境界はこれよりも読みづらかったですよね。

 

 

  こういったライトノベルとはなにか問題を語る時に僕がいつも思い出すのが、『僕は友達が少ない』の作者、平坂読さんが書いた作品、『ラノベ部』です。

 

 ラノベ部とは、とある高校で軽文学部、通称ラノベ部のゆるい日常を舞台にした作品です。3巻で終わっちゃってる作品ですけどね、僕、平坂読さんの作品はこれが一番好きなんですよ。この作品で新入生の女の子がライトノベル部に入る前、先輩にライトノベルってなんですかって聞くんですよ。するとさ、先輩は次のようなセリフを言うんですね。

 

(引用)

「読んだことのないものを偏見から判断することなく 、ジャンルや定義や権威に囚われることなく 、 『漫画みたい 』 『アニメみたい 』という形容をネガティブなものとして捉えることなく 、こういう小説のことをただこういう小説であると受け入れることができる新しい感性を持った少年少女のために 、 『こういう小説 』は書かれている 」

 

 この作品はたびたびライトノベルとはなにかってことについて言及してですね。僕、このセリフ好きなんですよ。

 

 イックーさんって、もしライトノベルではないとしたらなんなのかというとさ。じつはあまりあてはまるジャンルがないんですね。時代劇であって時代劇でない。ましてやミステリーやSFでもない。もちろん純文学でもない。されど世に出るべき新しい文学。本を開いたキミに驚きと困惑を与えたかもしれないけどさ。この本の底には新しいことに挑戦しようという希望があります。

 

 現時点ではこういう本としか言いようがないんですよ。だからライトノベルになり得る。どこにも属さないアウトサイダーに一時的なジャンルを与えるそれもライトノベルの役割なんです。

 

 だから毛嫌いしてないで読んでほしい。今から貼るアマゾンリンクでわざわざ買わんでもいいし。書店で注文するのも酷だろう。だが、本棚に置いてあるのをもし見かけたのなら手にとって数ページくらい読んでみてくれ。今ならweb版もあるからさ。

 

イックーさん (角川スニーカー文庫)

イックーさん (角川スニーカー文庫)

 

ラノベ部<ラノベ部> (MF文庫J)

ラノベ部<ラノベ部> (MF文庫J)

 

 

 

カクヨム書籍化作品オススメランキングベスト5!

  この前、近所の本屋で最近大きくなったネット小説の棚を物色していると。一人の女性が隣に来ました。

 

 その女性、髪はしろずみ、肌は雪のように白い。目元には、年輪が重ねられ、本棚に伸ばしたそのきれいな手には太い血管が浮いていた。

 彼女は立ちすくんで悩むように手を迷わせると、ためらいがちにいくつかの本を手にとってレジへと向かうのでした。

 

 私的に詩的で素敵なふうに言ってみたんですが。ようは70歳くらいの人がネット小説を手にとってたんですよ。さいしょは頼まれたのかとも思ったんですけどね。新刊だけでなく、隅の一冊しかない本も持って、合計5冊は買ってたので。たぶん自分で読むものでしょう。

 

 ついさ、ネット小説って考えると、35から14くらいまでだと考えてましたけど。以外と年齢層は幅広いかもしれない。ネット小説が書籍化するとさ。ほとんどがハードカバーでさ。高いわけなんだけどさ。案外、スマホが見づらくなったかたには大きい本がいいかもしれないし。決まった形式のあるネット小説は、新しい文芸として人々に受け入れられてきているのかもしれませんね。

 

 そうあってくれたらいいな。あってほしいな。

 

 ネットには今日もたくさんのネット小説が投稿されている!  だれがネット小説を語るのか! だれがネット小説を読むのか!同じくネットでゾンビ小説を書く男、神島竜が今立ち上がる!

 

 習慣で、週間に、瞬間に更新するブログ。

 

神島竜のそう、それが言いたかったァァァ!

 

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 さて、今日はカクヨム一周年に便乗して、カクヨム書籍化作品を紹介するぞ。

 

 その名はカクヨム書籍化作品ランキング!

 僕が個人的にオススメするカクヨム書籍化作品を5位から1位までピックアップ!

 

5位ガチャに委ねる異世界廃人生活

ガチャにゆだねる異世界廃人生活 (ファンタジア文庫)

ガチャにゆだねる異世界廃人生活 (ファンタジア文庫)

 

 

 かわいい女の子が出て、異世界で、異能を持っていて、ギャグも入っている。最近の流行の要素をしっかり入れた上で面白い。安定している作品です。ガチャを引いてアイテムやスキルを手に入れて、ヒロインたちと事件を起こしたり解決したりする。ラストバトルではギャグ的なかけあいや手に入れたアイテムの伏線を回収してきれいに収束する。ライトノベルらしいライトノベル。

 

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4位横浜駅SF

横浜駅SF (カドカワBOOKS)

横浜駅SF (カドカワBOOKS)

 

 

 横浜駅が増殖して日本を覆いつくした。日本人は駅の中で暮らすエキナカの人々と駅の外に暮らす人々にわかれた。これだけで読みたくなるでしょ。これを読むと小説家になろうとの差別化を図ろうとするカクヨムの本気度が伝わりますよ。駅に管理された社会で人々がどう生きるのか。そのシュミレーションで描かれる人々や社会の表現には真に迫ったものがあります。

 

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3位ヒーローは眠らない

ヒーローは眠らない (富士見L文庫)

ヒーローは眠らない (富士見L文庫)

 

 

 お仕事小説の皮をかぶった○○○! 序盤の特撮ヒーロードラマのプロデューサーに任命された主人公が、監督、脚本、スタッフ、役者を集めていって、1羽を完成させるまでの流れとかさ。業界の知識をいれながら人間同士のぶつかり合いも描いてさ。プロジェクトX感があって面白いですよ。ラストの驚愕の事実も必見です。

 

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2位平安時代にタイムスリップしたら紫式部になってしまったようです

平安時代にタイムスリップしたら紫式部になってしまったようです (角川ビーンズ文庫)

平安時代にタイムスリップしたら紫式部になってしまったようです (角川ビーンズ文庫)

 

 

 カクヨムで一番、王道でストーリの流れが上手いのがこちらですね。イケメンに囲まれてどうしよ~ってさ。主人公が一番幸せな瞬間を描いた上でさ。こうなったきっかけとなるタイムスリップの場面。王子様との出会い。王子様が抱えている問題を解決しようとしようと頑張ったら、あれ? わたし紫式部じゃんってはなしなわけですよ。ネタバレだって? 大丈夫! 序盤とタイトルでラストのネタバレがしてあるから。だからヒロインのピンチも安心して読めます。平安時代の時代考証も古典作品の愛もある! 時代物が好きな人もラブコメが好きな人にオススメです!

 

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1位 うさぎ強盗には死んでもらう

うさぎ強盗には死んでもらう (角川スニーカー文庫)

うさぎ強盗には死んでもらう (角川スニーカー文庫)

 

 

  2度読んでも面白い! 複数の視点が交差する群像劇。カクヨムネット小説大賞ミステリー部門受賞作です。基本、スマホで読み、1話1話ちょっとずつ更新されるネット小説でこれが大賞の一つとして選ばれるってすごいですよ。濃いキャラクター、コミカルな会話劇。明らかになるなぞに驚き、思わず二度読み返す。絶対読むべき作品です!

 

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 オープンされて1周年たった小説投稿サイト、カクヨム。

 大賞作を見ていくと。選ばれた作品からはなろうからの脱却、革命の兆しを感じます。これからもぜひウォッチしていきたいです!

 

 カクヨムに投稿されている俺の作品もぜひ読んでね!

kakuyomu.jp

私、能力は平均値でって言ったよね! 4巻について

 この前、『私、能力は平均値でって言ったよね!』の4巻をよみました。

 

 この作品はこんな話です。

 

 アデルって貴族の女の子がさ。10歳のある日、頭痛とともに転生者としての記憶を取り戻す。そうだ、わたしはアデルとして生まれる前は海里って名前の女の子で、まわりから天才と呼ばれていたのが嫌だった。だから神様に次に生まれ変わるとしたら普通の女の子にすべて平均値の女の子に生まれ変わらせてほしいって願ったんだと。だけど、なにかおかしい。魔法は得意だし、成績はトップ。力もコインを片手で曲げれるくらい。そっか平均値ってことはエルフやドラゴンを含めての平均なんだ! ってそんなのわたしの求める平均じゃないよ!

 

 1巻から3巻の流れがさ。ふつうの女の子になりたい少女がさ。チートを持ちつつもそれを隠そうと考え、隠せてたと思っていたんだけど、周囲から見たらバレバレだよってはなしだったんですよ。この辺の話もさ。可愛いし、面白いから是非読んでほしい。主人公の希望と周囲の流れの認識のズレとさ。目立ちたくない、評価されたくないのにしてしまうってのがさ。彼女の天然さとにじみ出てしまう人柄の良さ、かわいげみたいなとこがさ。語らずとも読み取れてしまうからさ、読んでてニヤニヤしちゃうんだよね。

 

 4巻からさ。そのふつうであろうとする少女の話ってのがさ。ある強敵との戦い。この世界に隠された秘密に触れたことでさ。一区切りついてさ、新しいテーマ、ストーリーに移行している巻だと思うんですよ。

 

 彼女さ。今回、こういうこと考えるんですよね。

 

引用

……自分は、普通の幸せが欲しかった。

でも、よく考えてみれば、自分が考える『普通』は、この世界の者にとっての『普通』なのだろうか。

 

 彼女が自分が転生前に思い描いた「ふつう」という幸せ。それを自分の能力が他の人と同じ平均値であれば手に入るはずだと考えていた。だけど、すべての平均値の結果、手に入れたのは普通ではない自分だった。だからこそ、彼女は自分の求める普通の少女を演じようとするも。周囲からは自分が望んだようなふつうの評価が得られない。

 

 この作品はさ、ふつうであることとふつうになりたいは違うっていうさ。モブサイコとかで触れているテーマを。ギャグ全開でやってる作品なんですよ。

 

 僕らはさ。子供の頃にさ。ふつうの人になりたいっておもうじゃん。ふつうに生きて、ふつうに勉強して、ふつうの大学にはいって、ふつうに結婚したいって。だけどさ、そのふつうってじつは難しい。なぜなら、僕らが思春期に考えるふつうってのはさ。けっして、ふつうじゃないんだよ。

 

 クレヨンしんちゃんのさ。野原ひろしとかマスオさんとかいるけどさ。大人になったら、ああいうふつうの大人になるのは難しいんだってわかるじゃん。

 

 僕らが痛みを伴って知っていく思春期に憧れた「ふつう」のスゴさを彼女はギャグ空間で知っていった。そのうえで、彼女は自分がふつうに生きたいと考えていた時に思っていた。その言葉の裏を知っていくんだよな。

 

 自分はふつうに友達と仲良くしたい。

 自分はふつうに冒険したい。

 自分はふつうにおいしいものを食べたい。

 

 じつはふつう、ふつうと言いながら。じつは自分が欲しかったのはべつのもので。それをふつうではない自分でふつうでない方法で手に入れていた。この気づきを何度もしているのが1巻から3巻の流れでさ。今回は仲間が危険にさらされ、世界の危機を知ったことでそれがピークに達した。

 

 今回、主人公がある決断をしてパーティーから離れようとしたけど、ギャグにオチたって展開あるけどさ。その時の彼女の心の流れ。テーマの決着ってのを言語化するとさ。そういうことなんだと思うんだよ。

 

 だからさ、こっからが気になるんだよ。ふつうであることをやめた女の子が、迫ってくるかもしれない危機にどうやって立ち向かうのか。続きが気になる。是非出てほしい。ウェブ版も応援してます!

 

私、能力は平均値でって言ったよね! 4 (アース・スターノベル)

私、能力は平均値でって言ったよね! 4 (アース・スターノベル)