そう、それが言いたかった

2010年にpixivではじめての処女作、『who are the hero』を投稿する。who are the heroを完結後は小説家になろうに移動。現在、思春期の少年、少女がゾンビたちが蹂躙する日本で戦う『エデンプロジェクト』と、はてなブログでネット小説書籍化本の批評ブログ、『そう、それがいいたかった』を更新中。

第二回 神島竜の創作紹介 エデンプロジェクトについて

 さて、久々に自作の宣伝をします。

 第二回はこちら、エデンプロジェクト。

 

 処女作、who are the heroでは火星を舞台にしたSFを書きました。その作品を書き終えた神島竜が次に書いた作品は現代に突如現れたゾンビのはなしです。

 

 ゾンビもの、ネット小説ではわりかしマイナーかと思いきやじつはそうでもない。たくさん投稿されてますし。ゾンビのあふれた世界で俺だけが襲われないっていう作品が書籍化されてますからね。

 

 異世界転生には負けるけど、ジャンルとしてはじゅうぶん大きいんですよ。

 

 ゾンビものと一口と言ってもいろいろありますよね。走るゾンビだったり、クローズドな場所でのヒューマンドラマだったり。

 

 じゃ、僕のゾンビものはどんなのかと言えばぶっちゃけるとエロゲゾンビ。

 レイプゾンビとか、感染とか。ゾンビものにR-18の要素を足したゾンビものです。意外とゾンビものってエロと相性がよくてですね。ゾンビもののエロゲってわりかしあるんですよ。

 

 あらすじはこうです。

 

 高校1年生になるはずだった三浦智則は、4月1日に突如、世界中に現れたゾンビの群れから隠れながら3年間生き残った。たったひとりきりで、ある大金持ちがこっそりつくった地下室で、ゾンビになってしまった蛇原先輩を鎖につなぎ。脳内には自分の理想少女を模した幻覚、ナオと会話しながらゾンビがはびこる街で生きていた。そんなある日、彼はゾンビに噛まれてしまう。自分もゾンビになるんだと自暴自棄になった彼はゾンビになっていた蛇原先輩を犯してしまう。次の日、目覚めると三浦はゾンビになっていなかった。驚くことはそれだけじゃない。ゾンビになっていたはずの蛇原恵が目を覚ましたのだ。ヒトとして、人間の姿で。向かい合う蛇原恵と三浦智則。あなたはだれだと問われ、口を開こうにも三浦は喋ることができなかった。顔は火照り、体は熱く、喉はカラカラで言葉がうまく紡げない。三浦智則は、長年のゾンビからの逃亡生活により、人とうまく喋れなくなっていたのだ。

 

 ゾンビとの戦いよる肉弾戦によるアクションを描きながら、極限の状態でPTSDのような精神的障害を患った主人公が、好きだった女の子と仲良くなるという願いに近い恋物語を描こうとしているライトノベルです。

 

 マッドマックスを見たことで、崩壊した世界を書きたいと思っていた時に。がっこうぐらしをみたことで、ゾンビによる空想と現実の乖離のようなものを描きたいと思いました。それでいて、ストックしてあったいつか書きたいテーマの中に思春期の男の子ってのがあって。それらを合わせた結果。エデンプロジェクトはできました。

 

 僕らってさ。思春期のある時期に、性ってものに対してかなりの嫌悪感を持つ時期があるじゃないですか。三浦智則はその時期にちょうどゾンビ事件が起きたことで。高校3年生の段階でかなり遅めの性との和解ってのをする。

 

 彼の脳内に巣食うナオってキャラは思春期特有のアレのメタファーでさ。この話は、三浦智則と蛇原恵とナオを中心とした話なんです。

 

 今まで描いた作品の中ではじつは一番誰かのためになる作品だと考えてるんで、完結までしっかり書き切りたいです。

 

novel18.syosetu.com