そう、それが言いたかった

2010年にpixivではじめての処女作、『who are the hero』を投稿する。who are the heroを完結後は小説家になろうに移動。現在、思春期の少年、少女がゾンビたちが蹂躙する日本で戦う『エデンプロジェクト』と、はてなブログでネット小説書籍化本の批評ブログ、『そう、それがいいたかった』を更新中。

コードネームUNCLEを観ました

 

 コードネームUNCLEを観ました。

 
あらすじ
 アタシ、ギャビー!ちょっとヤンチャなふつうの整備士! ある日、職場にイケメンのCIAがやって来て……えっ! お父さまが叔父さまに捕まってるですって! しかも、お父さまの研究のせいでこのままだと世界が核の炎に包まれちゃう! そんな驚きの事実の途中で乱入するイジワルなKGBのイケメン! アタシをさらうですって! もう、なんてタイミング悪いの!  逃げ切ったアタシはCIAの要請で叔父さまの家に向かうことに……向った先にはなんとあのイジワルなKGBが! お前はオレの女!? しかも、叔父さまの目を欺くために婚約者の振りをするですって! CIAとKGB、二人のイケメンに挟まれちゃって……もう、どうなっちゃうの!
 
 はじめの20分、てっきりこんな話やっちゃうのかと思いました。
 
 実際は、もっと王道のバディスパイもの。カッコイイアクションシーンと笑えるコメディを交互に挟みながら最後まで楽しませてくれるハンバーガーのようにバランスのいい映画です。
 キャラの魅せ方がいいですね。ナポレオン・ソロとイリヤ・クリヤキンのプロフィールは聞いているだけで中二心をくすぐられてカッコイイです。 
 敵のアジトに侵入するシーンでは、片方が手こずる障害にもう片方がドヤ顔でクリアするのをやることで二人が何が得意で何が苦手なのか、またそれをどう補っているのかがわかってよかった。
 
 後、最初のOPでアメリカとソ連の歴史をオシャレにわかりやすく流したのもGood。
 おかげで二つの国の関係性がいまいちわかっていない俺にも、この二国のスパイがバディを組んだことが奇跡のコラボ感なんだぜってことが伝わりました。
 
 キャラの魅せ方はホント良かったんですよ。魅せ方は。
 
 ただ、展開がちょっと雑じゃないですか? 悪役がマヌケすぎる気がするんですよね。殴るなよって言われてるのに殴っててバレてないとかさ。悪役の奥さんの最期もあんな安い挑発に乗っちゃうんだって正直言って思わない?
 
 後さ、ヒロインをもっと活躍させようよ。
 彼女に隠された秘密がさ、とってつけた感があるんだよ。もっとさ、秘密を明かした後はさ、守られてるだけの子かと思ったらこんなに強いみたいなの欲しかった。一応、ドライバーでしょ? カーアクションとかさせようよ。
 
 EDの演出でさ。主人公たちのプロフィールが音楽と共に流れる演出あったけどさ。あそこ、イリヤとソロと2でもっと活躍するであろう上司のプロフィールは細かく決まっててカッコイイのにさ。ヒロインのギャビーだけ、整備士、ドライバー、ロシア語を勉強中ってなんだよ!
 
 これさあ、仕事は整備士で〜、最近、彼氏の影響でロシア語を勉強してま〜す。キャッ! ってことでしょ! 飲み会でノロけるOLか!
 
 ってことで! 途中途中いいシーンもあったんだけど、総合的には星二つ! もっと頑張りましょうだ! 気になった人は見てみてね!