そう、それが言いたかった

2010年にpixivではじめての処女作、『who are the hero』を投稿する。who are the heroを完結後は小説家になろうに移動。現在、思春期の少年、少女がゾンビたちが蹂躙する日本で戦う『エデンプロジェクト』と、はてなブログでネット小説書籍化本の批評ブログ、『そう、それがいいたかった』を更新中。

『拝啓、天国の姉さん、勇者になった姪がエロすぎてーーー叔父さん、保護者とかそろそろ無理です』について

 今回紹介する作品はこちら、『拝啓、天国の姉さん、勇者になった姪がエロすぎてーーー叔父さん、保護者とかそろそろ無理です』です。

拝啓、天国の姉さん、勇者になった姪がエロすぎて──叔父さん、保護者とかそろそろ無理です (美少女文庫)

もくじ

どんな話か

 主人公のアンヘルは傭兵。幼馴染と将来結婚するために王都で傭兵として活躍していた。結婚資金をため、村に戻るも、幼馴染は既に結婚していたことを知る。悲しみにくれる。すると、家に一人の少女が訪ねてくる。彼女の名前はリズ、主人公の姪にあたる。彼女は主人公の家に住ませてほしいと頼む。アンヘルは断る。今夜は泊めてやるから次の日には実家に帰るよう諭す。
 次の日、リズにフェラで起こされる。これが夢だと思う。しかし、途中で夢でないことに気づく。抵抗するも、本気で引き離そうとしない。快楽に負けて姪に発射してしまう。そのことを脅され、仕方なく居候を許可することに。主人公は家賃はいらないというも、リズは身体で返すと誘惑する。叔父として姪の提案に乗るわけにはいかないアンヘルは、妥協案として冒険者の相棒としてリズを連れていくことに。
 こうして姪と叔父との日々がはじまる。その暮らしには傭兵を辞めて村へ帰っていったアンヘルを追いかけてきたダークエルフのメイベルも加わる。

どこが面白いか

 序盤で幼馴染の結婚により、落ち込んで酒を呑む三十路の男。そこに姪であるリズがやってくる。
 リズは叔父のアンヘルを誘惑するも、姪を犯すことはしてはいけないことなのでもちろん襲わない。
 しかし、朝フェラをされてあえなくイカされる。その後にも風呂場に突入され、我慢できなくなっての性行為。
 そっから先はズッコんバッコん大騒ぎ。リズのスタンスはいわゆる誘い受け。
 さいしょは攻めであるも、最終的には負けであることが約束されている。そこがいいですよね。
 

魅力的なキャラクター

 まず、リズが可愛い。誰が見ても王道のメスガキです。最終的にはヤリまくりのただれた関係になるのですが、ちゃんと叔父と姪としての日常も描いています。それがタガが外れると、昼夜も気にせずにヤリまくりの生活になるからいいんですよね。
 そして、彼女がアンヘルを訪ねてきたのには理由がある。その理由がリズの次にやってきたダークエルフのメイベルによって明らかになる。強気な態度に出るも、とても一途な子で、守りたいと思わせるような魅力がある子です。
 主人公のアンヘルも魅力的な人物です。序盤は情けないように書かれていますが、終盤にかけては傭兵としてのスキルを駆使してリズを守るために戦います。この辺がとてもカッコよくワクワクしました。
 

どうエロいのか

 叔父と姪という禁断の関係。自分に娘がいればこのくらいの歳であったという子に欲情を抱いてしまう。
 傭兵としての自制心で平常を装うも、姪であるリズにはバレている。だからこそ、彼女はチャンスがあればここぞとばかりに誘惑する。
 我慢に我慢を重ねた自制心が決壊すれば、その欲望の矛先はすべてリズにいきつく。
 散々誘惑しやがって、という怒りがそのまま若い身体に向かう。そして、その欲望を姪自身に許される。
 そこからはじまる中出し中心の生活。ここがエロいんですよね。
 さらに、ここに長年自分のことを密かに想っていた同じ傭兵のダークエルフも加わる。
 秘めていた思いを打ち明け、一つになるという展開はとてもいいです。
 そのうえで、2人まとめて相手にしていく場面はとてもエロかったです。

 オススメの作品ですので、ぜひ読んでみてください。