昨日、『ドラゴンボール超 ブロリー』を観ました。
2019年1月18日現在、アマゾンプライムで無料配信中。ホロライブ所属のVtuber猫又おかゆ、姫森ルーナが昨日同時視聴を行なっていたことをTLで知り、僕も見ることにしました。
【同時視聴】手加減無しの「ブロリー」鑑賞会【ホロライブ/猫又おかゆ】
【同時視聴枠】映画「ドラゴンボール超 ブロリー」を一緒に観るのら【姫森ルーナ/ホロライブ】
ドラゴンボールは原作は全巻履修済み、しかしアニメは見ていません。ハリウッド版ドラゴンボール、ドラゴンボールZ 神と神、復活のFは全て映画館で視聴済み。ブロリーは今回の映画が初見です。
そんな僕からみてもブロリーはとても魅力的なキャラクターでした。卓越した戦闘スキルを潜在的に秘めている。それでいて穏やかな性格で、純粋な人である。されど父親から戦闘マシーンとして育てられてしまった。
本作、ようはブロリーが悟空と戦う話なんですよ。そのためにフリーザやブルマが舞台を整えるための便利キャラになる。二人はこち亀の日暮熟睡男回の中川さんみたいな役回りを演じてました。
さらにその話に入る前と後でプロローグとエピローグがあります。これが本作の全体のテーマとしてうまく締め上げてます。
今回プロローグを見てビックリしたのが、サイヤ人の生まれ故郷、惑星ベジータがフリーザ軍に星を壊される前の話が描かれています。時間は20分程度かなり尺がある。
そこでは悟空の父親のバーダック、母親のギネ。ベジータの父、フリーザの父が出ている。そこに描かれているのはそれぞれの父と子の物語。親子関係が描かれている。どこの関係にもそこには彼らなりの子に対する愛があります。
バーダックが不器用ながらも下級戦士として判定されたカカロットに対しての想いを吐露する場面は感動する。
原作でもラディッツが語ってました。
悟空こと、カカロットは元々は下級戦士として判定されたため地球に送られてしまった。
ラディッツは母親経由で通信機でそれを知ったから、悟空にそう言いました。
それが、自分の息子をフリーザの侵攻から防ぎたいバーダックの想いゆえだったのがいいんですよね。
それが後々地球最強の悟空につながるのがいいんですよ。
そして、それゆえにベジータの父、ベジータ王のブロリーに対する仕打ち。ブロリーを復讐のために育てるパラガスの対比が面白い。
ブロリー、彼は人が誰もいない遠い惑星で、父親に戦闘マシーンとして育てられる。フリーザー軍のチライとレモにスカウトされ、親子共々フリーザ軍に。
フリーザー軍に入ってから、パラガスの毒親っぷりが見てて辛くてですね。だからこそ、チライとレモとの交流が短いけど印象的なんですね。
友達の一部であった腰布を手放さない「ブランケット症候群」。つまり、愛情が不足している。水を飲んだことで、その味に感動して真実を語り出す。女の子が困っているときに助ける優しさも描かれている。その上で父親からの支配の象徴としての首輪。そして、チライから首輪のスイッチを奪われたことで、物語は悪だくみを企む首謀者のフリーザとパラガスの思惑が外れていき、読者と首謀者を「予想もつかない展開」に導いていく。
ドラゴンボールはアクションシーンが面白いんですが、ストーリーラインも練られています。いい映画でした。
ドラゴンボール超 ブロリー 特別限定版 (初回生産限定) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
- 発売日: 2019/06/05
- メディア: Blu-ray