僕がはじめてスターウォーズを観たのは1999年です。ちょうど小学2年生。金曜ロードショーでスターウォーズのEP4から6までの映画を観ました。
幸運なことに、当時は映画を全く観ておらず、宇宙ものも映画ドラえもんしか知らなかったので、スターウォーズを新鮮な気持ちで観ることができました。
駄作と言われていたらしいEP5も好きだったんですよ。
もちろん、まだ小学2年生でしたから、物語の理解は浅かった。宇宙での飛行機によるレース。ビームサーベルによるチャンバラ。そういう視覚的なアクションが興味の対象でした。
物語の構造に面白さを見いだしたのは、高校生の頃、どこかでこの作品は神話を土台に作られていることを聞いたから。それで、EP1からEP6までを一度見直しました。
そして社会人になってから、EP7と8、ローグワンが公開される。個人的にはすごい面白かったです。小学生の頃好きだったアクションシーンが7と8ではこれでもかとあったし、ストームルーパーに人格がある。主人公を女性にする。悪を継ぎながらも悩む未熟な青年。これらのスターウォーズの世界観を土台にした新たな要素は僕を夢中にさせました。
そして、待望のEP9です。
今回はアクションシーン、まさかの恋愛要素、テーマ、感想について語ります。
見たかったアクションが見れた
本作の魅力はなんといってもこれです。見たかったアクションが見れた。僕にとってスターウォーズが魅力的だったのは画がきれいだからです。
しかし、アバターやメッセージなど、その後に出てくるSF映画によって。SFの最高の場面が僕のなかで上書きされてきました。
そんななかで、本作ではこの世界だからこそできるアクションシーンをガンガン盛り込んでいます。
それらはEP7や8、今までのSW作品群があったからこそ、これをここで使うのかってものばかりなんですよ。
しかも、アクションの置き方が熱い。ピンチ、起死回生の場面で必ずシビれるアクションを魅せてくれる。
だから感情が動いた時に、その振れ幅を最大化してくれるんです。
三角関系、主人公の選ぶ恋の相手は?
本作、意外だったのが恋愛要素。主人公のレイ、元ストームルーパーのフィン、パイロットのポー・ダメロン。
彼らの三角関係が序盤からにおってきます。
序盤、とある命の危険に晒されたことで、この恋愛のベクトルらしきものをフィンがにおわせ。それをヒロインでなく、ダメロンが気付く。そんなかでの二人の不和が、レイを含めた三人の関係にも影響がでる。
こういう少女漫画みたいなことやるんですよ。しかし、この恋の鞘当ても意外な方向へ。
僕、観てる時はヒロインが二人のことをガン無視だったので、シリアスな場面でのギャグ要素としてしか観てなかったんですよ。
まさか、あんなことになるなんてね。例の場面を観た時、えっ、そうなるの! ってビックリしましたよ。
何者でもない者が継ぐ者となる
本作は、何者でもない者が継ぐ者となる。それがテーマでしたね。
主人公のレイは、自身が何者であるかを知りたかった。てっきりEP8でそのはなしは終わりかと思いきや。じつは隠された秘密がレイにはあったんですね。
しかし、彼女はそれを否定して何者でないただのレイに戻る。スカイウォーカーの夜明けがはじまる。
まさか、EP3のアナキンが夕日を見つめる名場面を、レイがやることによって。その地で一生を終えるかもしれないという絶望を、ここから私とジェダイの新たな歴史が始まるのよっていうさ、ミュージカルみたいな意味の切り替えが行われるとは思わなかった。
ここは感動しましたよ。
忘れすぎててよくわからない部分があった
ただ、これは俺個人のせいなんだけどさ。正直言って、ここ見どころですよって場面のほとんどが、僕にはわからなかった。
ランドカルリジアンっていうキャラがさ。レイア達のピンチに駆けつけるんだけどさ。
なんかみなさん知ってますよヅラで出てきたんだけどさ。お前誰だよって思っちゃったんですよ。
他にも、同じ理由であのキャラがまさかって場面を見落としてそうなんですよね。
そこがさ、やはり、10年前の記憶だけじゃ観るのに限界あったなと思いました。
では、また次回。
スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス(吹替版)
- 発売日: 2015/06/01
- メディア: Prime Video