そう、それが言いたかった

2010年にpixivではじめての処女作、『who are the hero』を投稿する。who are the heroを完結後は小説家になろうに移動。現在、思春期の少年、少女がゾンビたちが蹂躙する日本で戦う『エデンプロジェクト』と、はてなブログでネット小説書籍化本の批評ブログ、『そう、それがいいたかった』を更新中。

『始まりの魔法使い』について

 さて、今回紹介する作品はこちら、『始まりの魔法使い』です。

 

あらすじ

 かつて神話の時代に、ひとりの魔術師がいました。彼は、“先生”と呼ばれ、言葉と文化を伝え、魔法を教えました。そんな彼を人々はこう呼びました。―始まりの魔法使い、と。そんな大層な存在ではないのだが―「だから火を吹かないで!」「ごめんごめん。私にとってはただの息だからさ」竜として転生した“私”は、エルフの少女・ニナとともに、この世界の魔法の理を解き明かすべく、魔法学校を建てることにした。そこで“私”は、初めての人間の生徒・アイと運命の出会いを果たした―。これは、永き時を生きる竜の魔法使いが、魔術や、国や、歴史を創りあげる、ファンタジークロニクル。

 

 今回の話は、オカルト学者がドラゴンに転生する人外転生もの。序盤の煽り、何億年も生きれる長命のドラゴンが原始人に魔法を教えるというアイデア。それだけにとどまらない魔法のルール。続刊の期待が高まる気になる設定もたくさんあります。

 

主人公はドラゴン、人間は原始人

 異世界に転生してみたら、ドラゴンだった。これは何度もやってる設定ですね。

 

 母親の体内にいることに気づいた主人公が、逆子になったり、へその緒が絡まないように気をつけようと考えた主人公が、へその緒がないことに疑問を感じ、産まれてみると、母親はドラゴンで自分はドラゴンであると気づくこのシーンが地味にすごいですよね。へそってじつは哺乳類にしかなくて。爬虫類であるドラゴンにはないわけだから。へその緒に着目するのは上手い。

 

 じつはこのくだりで主人公の頭の良さがわかってさ。後で言葉を数ヶ月で覚えるくだりとかも自然に感じるんですよね。

 

 でさ、ドラゴンで無双するって話かと思いきやさ。この異世界での人類ってのがさ。じつは原始人で、言葉もおぼつかないんだよね。そのため、主人公は途中で助けたエルフのニナと共に、日本語を教えると同時に魔法も教えるようになる。

 

 この魔法のアイデアがすごいんですよ。

 

 今巻でわかった魔法のルールってのが下の4つです。

 

  1.  原理を思い浮かべて使うと威力が上がる
  2.  言葉にした方がいい
  3.  長ければ長いほどいい
  4.  想いを具現化することがある

 

 単純にみえるじゃん。でも、この単純なルールをさ。試行錯誤で気づいていく過程がさ。読んでて面白いんですよ。

 それにこのくらいシンプルに設定してあるとさ。この人はちゃんと先まで考えてるなって安心感があっていいですよ。 

 

 

 

 

 

 

こっから先はネタバレ注意!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

切なすぎるドラゴンと人間の恋

 今巻での魅力は、主人公のはじめての魔法の生徒であり、原始人の少女でもあるアイちゃんとの悲恋ですね。

 

 彼女ってさ。人間だからさ。ドラゴンとくらべると寿命が短いんですよね。だからさ、後半は彼女の寿命をどうやって延ばすかって話になるんだけどさ。いろいろあってさ。これができないと。

 

 無情にも時は過ぎてさ。アイちゃん、死んじゃうんですよね。これが切ない、と同時に、かなり思い切った作品だなと思いましたよ。

 

 この作品さ、スターウォーズのローグワンやゲームオブスローンみたいにさ。作品の構造上さ。ダルガみたいないいキャラもさ。次の巻にはいなくなってる可能性があるんですよね。

 

 それはこれが何億年も生きるドラゴンが何千年にもわたって魔法を教える話だからです。この設定がすごいんですよね。

 

 続刊への期待、気になる点

 『始まりの魔法使い』で気になる店は序盤の0話ですね。6050年、作中で一番未来の話。主人公の家に7人の少女がいて、彼女たちとイチャイチャしながら、そのなかの一人の”わたし”の回想により。第1話が語られる。

 

 このわたしは十中八九アイちゃんですね。絶対にあなたに会うと言ったアイを見て泣いた読者が読み返した時に気づいてウルっとくる。『天国の本屋』や『君の名は』でもあったさ。再会してほしいと望んだ二人がじつはすでに出会ってたってパターンです。

 

 さらにおもしろいのがさ。これからこの7人の少女と主人公のが千年にも及ぶ長い歴史のなかで交流し、ハーレムに加わるよって煽りをいれてるとこですね。この場面だけで、続刊も引き続き買うだろうなと決意しましたよ。

 

 でさ、たぶん7巻から8巻。もしかしたら10巻以上かけるかもわからないけどさ。これさ、ワイルドスピードとクロノトリガーのいいとこ取りになるんじゃないかな。

 

 

クロノ・トリガーとは、スクエニで発売されたスーファミのゲームですね。タイムマシンを使ってさ。過去の事件を解決しながらさまざまな時代のキャラたちが、チームとなって作中最大の的に立ち向かう。

 

 これもさ、千年に一人のペースでさ。主人公のハーレムが増えてくんだとおもうんですよね。

 

 でさ、同時にこれ、ワイルド・スピードでもあるとおもうんですよ。

 

 ワイルドスピードとは、ドライブテクニックにたけたキャラクターたちがさ。ある者は犯罪者として。ある者は泥棒として。ある者は警察管として。巧みなカーアクションで事件を解決する話でさ。

 

 これのおもしろいとこがさ。1、2、4とそれぞれのキャラクターを立てていった後でさ。5でさ、今までのチームを勢ぞろいさせてさ。それからはチームでミッションをこなすって話にシフトさせてってるとこなんだよね。

 

 でさ、俺は最新の8も好きなんだけどさ。6も好きでさ。どんな話かといえばさ。前々作で死んだと思ってたレティがさ。じつは生きててさ。しかも敵になって登場すんだよ。そんなレティを助けてやるぞってさ。5でついに勢ぞろいしたドリームチームを再結成させてレティを救うぞってはなしなんだよ。

 

 僕の予想なんだけどさ。『はじまりの魔法使い』もさ。これやるんじゃないかな。つまりさ、巻数を重ねるごとにさどんどんヒロインを仲間にしていってさ。ついに集まったドリームチーム。後はアイちゃんと再会するだけってとこで現れる。アイちゃんそっくりの女の子。しかも彼女は敵側だったみたいな展開。

 

 もちろん、外れてもおもしろい。

 

 アイちゃんとの再会が物語の盛り上げどこのひとつですから。どうなるか今から気になります。

 

 続刊も追って報告します。

 

 

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