そう、それが言いたかった

2010年にpixivではじめての処女作、『who are the hero』を投稿する。who are the heroを完結後は小説家になろうに移動。現在、思春期の少年、少女がゾンビたちが蹂躙する日本で戦う『エデンプロジェクト』と、はてなブログでネット小説書籍化本の批評ブログ、『そう、それがいいたかった』を更新中。

プリパラ アイドルタイムについて 1話から7話まで

 さて、今回紹介するのはこちら。

 

 プリパラ アイドルタイムです。

 

 すべての女の子が輝くことが許されている世界、プリパラを舞台に、女の子たちがアイドルを目指すサクセスストーリープリパラの新シリーズです。

 

 今回のアイドルタイムのおもしろいとこが。新主人公、夢川ゆいの存在。プリパラが流行っていないぱぱら宿、ライバルであるダンプリの存在、の3点です。

 

 まず、新主人公の夢川ゆい。

 プリパラに憧れる小学6年生。今シリーズからの主人公です。といっても、舞台であるぱぱら宿を盛り上げるためにらあらが来てるので。最初のシーズンはらあらとゆいのダブル主人公で話を進めた後に、じょじょに夢川ゆいにシフトしていくって流れになるようです。

 

 この子がいいキャラしてますよね。妄想癖があり、ご飯が大好き。いつも炊飯器を持ち歩いている。言葉の頭にゆめをつけて話す。ゆめ起こったとか。ゆめゆめ許さんとか。ゆめかわいいとか。超〇〇みたいなニュアンスで話すんですね。

 

 前作の主人公、らあらは後半アホの子な言動が目立ったわけだけど。じつは序盤は頼まれたら断れない正統派な、毒があまりない主人公キャラだったんですけどね。

 

 夢川ゆいは黄木あじみを彷彿とさせるような。場の空気やストーリーを壊しかねないようなキャラの濃さがありますね。序盤は彼女の濃さにさ圧倒されるんですけどね。みていくうちに、その我の強さに惹かれていきますね。

 

 基本ボケのらあらとコンビを組んだことでツッコミ不在のフルスロットルギャグアニメになってるとこもいいです。毎週笑えますからね。

 

 さらに今シリーズの見どころはプリパラを知らない町にプリパラを布教するところからはじめているとこですね。

 

 今までのプリパラってさ。一人のふつうの女の子がプリパラにやってきてアイドル活動したら人気者になれちゃったっていうさ。駆け上がっていくシンデレラストーリーでありながらも、そんな夢のような場所があるんだよっていうユートピアストーリーでもあるんです。けものフレンズとかもそうだけどさ。ゲームやホビーをもとにしたアニメは、そのゲームやホビーの世界観を好きになってもらうのが目的だからさ。基本、こういう夢のような場所があるって話になるんですね。

 

 今シリーズではさ。夢のような場所があるから、夢のような場所をつくっていく話にシフトしているところがいいですね。ゆいたちの活動によって盛り上がっていくぱぱら宿のプリパラをみていくのはワクワクします。

 

 これから続きを見ていくにあたって気になるのはやはりダンプリでしょうか。ダンプリでは今まで、プリパラで働いていたメガ兄がプリパラとの兼業運営してますし。この前の映画で予告されてましたけど。前作のあのキャラもダンプリデビューするらしいじゃないですか。

 

 ダンプリはアイドルタイムにどう絡むんでしょうね。今後の展開から目が離せません。