そう、それが言いたかった

2010年にpixivではじめての処女作、『who are the hero』を投稿する。who are the heroを完結後は小説家になろうに移動。現在、思春期の少年、少女がゾンビたちが蹂躙する日本で戦う『エデンプロジェクト』と、はてなブログでネット小説書籍化本の批評ブログ、『そう、それがいいたかった』を更新中。

エロマンガ先生8巻について

さて、今回紹介するのはこちら、エロマンガ先生の8巻です。

 

 エロマンガ先生とはこんな話です。

 

 ラノベ作家、マサムネは、血のつながっていないひきこもりの妹、沙霧と二人で暮らしていた。ある日、マサムネはそんな沙霧が自分の著作の人気イラストレーターエロマンガ先生であることを知る。それをきっかけにして、距離を縮めた二人は自分たちで書いたらライトノベルをアニメ化させることを目指す。

 

 ライトノベル作家を主人公にした作品。先日紹介した『妹さえいれば』もそうですね。ちなみに、クリエイターってくくりでみると最近多いんですよ。『冴えない彼女の育て方』とか、『アオイホノオ』とか、『カクエモン』とか、『ライト姉妹』とか。

 

 この系統の代表的な作品である『バクマン』がそうなんですけどね。基本、一作目でヒット作を飛ばした方が二作目でやるってパターンが多いですね。

 

 これらが多いのは書く人が同じクリエイターだからキャラの心情や業界の裏話を描きやすいってだけでなく。読む人より書く人のほうが多い時代だから、クリエイター目線の作品が好まれるようになったのでしょう。

 

 今回のエロマンガ先生の8巻もさ。ネット小説を投稿してる人にはさ。グサッとくる展開があるんですよ。

 

 今巻で面白いのが、マサムネと他の女の子のそれぞれの絡み、小話。ついに明かされる沙霧とマサムネの過去ですね。

 

 今回、全体の話が回想を中心にしてるんですね。今巻は、京香、山田エルフ、智恵、ムラマサの順で回想シーンがはいります。じつはこの話とこの話の間にこんな話があったよといったキャラ補強の回ですね。

 

 それをしたうえで、最終的に沙霧の回想になるんですね。その話がさ。いいんだよね。マサムネはネット小説を連載しててさ。その時、はじめてファンレターをくれた人はじつは沙霧でしたって話なんだけどさ。ネット小説で連載してる人にはグッときますよ。はじめて感想もらえて嬉しかったこととかさ。それをきっかけにしてツィッターをやりとりするようになったいろんな人のことを思い出しました。

 

 それでいてさ、沙霧とマサムネの話をさ。いいなと思う自分がいるんだよな。あー! 俺も可愛い妹が自分の作品のファンだったとかあってほしいって思っちゃったよ。それも泣けた。

 

 そして最後の一行でさ。結婚しようって言っちゃったね。来月に9巻が発売なわけなんだけどさ。今からが楽しみですね。

 

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