そう、それが言いたかった

2010年にpixivではじめての処女作、『who are the hero』を投稿する。who are the heroを完結後は小説家になろうに移動。現在、思春期の少年、少女がゾンビたちが蹂躙する日本で戦う『エデンプロジェクト』と、はてなブログでネット小説書籍化本の批評ブログ、『そう、それがいいたかった』を更新中。

シンゴジラの上位互換、メッセージを観たよ

 さっきメッセージを観ました。

 

 未知の飛行物体が地球に現れて、言語学者の女性がその飛行物体のなかにいるエイリアンと対話するってはなしです。

 

 かなりおもしろいですよ。

 何気ない映像がじつは大きな伏線になる流れはおって思ったし。船の中と外では重力が違うんだよって表現がさ。映画のなかであったんだけどさ。それがスゴい気持ち悪い。

 

 アニメだったらドラえもん映画でよくみるし。SF映画でも、宇宙でならあったけどさ。ここまで地球と宇宙船の境目を映したのははじめてみました。

 

 こんなシーンなんだよ。

 

 さっきまで地球で、地面を歩いててさ。工事現場にあるような人を運ぶアレでさ。宇宙船のなかの穴の中に入っててさ、彼らが中心に近づくにつれて、無重力に近づいて、壁だったとこが地面になって、その壁を歩くシーンがさ。スゴい気持ち悪いの。

 

 言ってみたら、単純に聞こえるじゃん。ちがうからね! この不安定な気分にされたあの感じはさ。絶対真っ暗な劇場で見ないとわからないから!

 

 あとさ、この映画さ、ストーリーだけみるとシンゴジラなんだよ。ある日、未知の飛行物体が出現してさ。主人公らはテレビで存在を知ってさ。最初はなすすべもないんだけどさ。後で学者を集めてチームを結成してさ。最初はなにもわからないんだけどさ。じょじょにわかってきてさ。ある日、時間内に事件を解決しないと他国の介入で大変になるって時にさ。その飛行物体の残したメッセージの意味がわかって、事件が解決する。

 

 シンゴジラも、メッセージも、そういうはなしなんですよ。

 

 でさ、メッセージはさ。シンゴジラと比べるとメインのキャラは少ないんだけどさ。未知の生命体に対する接し方のさ。国ごとの違いがさ。短いシーンでわかってさ。

 

 ある事件が起きる前のさ。軍の暴走もさ。じつは一人の軍人のさ。家族との電話シーンや、ちょこちょこ映る軍人の表情でさ。日に日に溜まっていくエイリアンに対する恐怖や不満、不安がわかってくんだよね。

 

 あと、最後のさ。主人公とあるキャラが抱き合うシーン。あれさ、怖くない。俺は怖かったよ。

 

 そういう登場人物の演技だったり。細かい小ネタだったりをみるとさ。シンゴジラはここがダメだったってさ。ニコ生で言ってた岡田さんの言いたいことがちょっとわかった気がしました。