そう、それが言いたかった

2010年にpixivではじめての処女作、『who are the hero』を投稿する。who are the heroを完結後は小説家になろうに移動。現在、思春期の少年、少女がゾンビたちが蹂躙する日本で戦う『エデンプロジェクト』と、はてなブログでネット小説書籍化本の批評ブログ、『そう、それがいいたかった』を更新中。

ネタバレ注意! キングコング観ました

 さっき、キングコングを観ました。

  

あらすじ

 アメリカの衛生カメラが謎の島を発見する。その名は髑髏島。ソ連よりも先に島の地質、生態系を調査するために捜査隊が中にはいると。そこには巨大なゴリラ。キングコングがいた。

 

 最初から中二全開よかったですよ。理屈よりも映画としてのカッコよさを優先した演出に痺れました。

 まずさ、二つの戦闘機が髑髏島に墜落すんですよね。その二人がさ。片方がアメリカ人でもう片方が日本人。そう、時は第二次大戦の最中。敵対している二人は戦闘機が墜落してもなお戦うんですよ。日本人スゴイっすよ。銃撃戦の後さ。刀使って、アメリカ人に襲いかかるから。島のジャングルの中で七転八倒の闘い! んでさ、アメリカ人と取っ組み合ってさ。かたや刀を振り下ろそうとし、かたや銃を構えたその時!  ズドーンと現れる巨大な手! あれ、暗くなったなと不審になって振り返る二人が見たのがあのキングコングだよ。

 

 こんなカッコいいいりされたらさ。観るしかないじゃん!

 

 んで、何十年かたってさ。時はベトナム戦争の終わりだよ。二人の男がさ。大臣に掛け合うんだよね。島を見つけた。調査の許可欲しい。大臣、ウンザリ顔でさ。今回だけだぞと。そしたらさ。二人の男のうちの一人、チョビヒゲの男がさ。じつは警備に軍人がほしいって言うんだよね。ニヤリとさ。

 

 ここでさ、場面基地にかわるんだよ。大佐さんがさ。ベトナム戦争終わったから帰れみたいな電話を受けてんだよね。仲間の勲章をみて、戦争がこんな形で終わるなんてって思ってる。

 一方、部下たちはノリノリだよ。彼女にメールしたかい? したよ75回も。ママだろ?  ハッハー!  みたいなさ。会話の内容が完全にさ。サメ映画に襲われるまえの若者の浮かれ具合でさ。うわ、キングコングに殺されるわ〜ってさ。ニヤニヤしたよ。

 

 でさ、雨降ってさ。夜中まで騒いだんだろうね。大佐が電話受け取るんだよ。まだ任務が残ってるぞ。イエッサー。よしよろしく頼むぞ。待ってください、大臣。どうした?

 こんな会話があってさ。大臣言うんだよね。うれしそうな顔でさ。ありがとう。

 

 なんでアメリカ映画のソルジャー戦闘大好きなんだろうね。

 

 この後さ、ようやく主人公登場したよね。元SATのさ、男。バーでのケンカのシーンカッコいいよね。いくら欲しいとか話ししてさ。護衛兼ガイドとして雇われるんだよ。その後がヒロインのシーンでさ。写真現像してるから記者ってわかるよね。

 

 そんな感じでさ。ここまでがいろんなキャラ船に乗るぜって演出だったんだよね。

 ようやく船が出てさ。けど島に嵐があるからさ。島のヘリなら行けんだろうって行くわけだよ。

 

 ヘリで嵐の中をドーン。不安がる隊員。大佐だけが冷静。そういや目のアップが今回やたらと多いんですよね。ホントに。

 

 この時に引用されるのがイカロスの話。父親がイカロスにロウの翼をあげた。父はイカロスに太陽に近づくなと言ったのに。イカロスは近づきました。だからロウは溶けてしまった。だが、俺たちの父、アメリカは我らに鉄の翼を授けてくれたその翼がこんな暴風雨で折れるかよ! って言ったとたんに広がる大自然。嵐を抜けたんですね。

 

 そしたらまた隊員たちヒャッハータイムですよ。ノリノリの音楽がかかってさ。着陸すんの森のフレンズたち大騒ぎ。鹿とかキジとかみんなヘリの音にビビって逃げんの。

 そんなのおかまいなしでさ。隊員たちは爆弾落とすわけよ。地質調査のためらしいよ。ますます逃げる動物たち。

 わーいたのしー!っと旋回するヘリ。大きな山を曲がったその先にいるんだよねキングコング。うん、予想してた。イカロスの話しした後で陽気な曲流れんだもん。そうだろうと思ったよ。キングコング大暴れ。オモチャのように壊れるヘリ。みんな墜落したよ。

 

 調査隊も3つに分かれて散り散りになるんだよね。一人山奥で生き残った男。大佐ひきいる部隊。元SATと記者と地質学者と他の隊員。

 大佐はキングコング倒してやるって意気込んでさ。武器を積んだヘリにいる山奥の男を助けに行こうとする。元SATチームは補給部隊が3日後に南にくるから合流しようとすんだね。

 

 こっからが面白い。キングコングだけが化け物じゃなくてさ。いろんな化け物が島にいるんだよね。

 

 大佐チームの話なんだけどさ。竹林を歩いてんだよ。するとね、一人の隊員がさ。悲鳴をあげるの。振り返るとさ。竹がさ。隊員に刺さってんだよね。さっきさヘリ襲われた時にさ。キングコングはヤシの木投げてたからさ。またそれかなって思ったんだよ。

 

 違うんだよね。刺さってったはずの竹がさ。ひとりでに抜けるの。すぅーと視点が上に向くじゃん。そしたらさ、いるんだよクモみたいなんが。もうパニックだよ。竹かと思ったらクモの足なんだもん。しかも刺さんだよ。予想できねぇよそんな死に方。

 

 こんな感じでさ。どんどんモンスターが出るわけよ。この辺のシーンさ、のび太の南海大冒険を思い出したよ。

 

 でさ、命からがらさ。元SATチームはある村にたどり着くんだよ。人住んでんだよねこの島。そこにいたアメリカ人がさ。なんと冒頭のアメリカ人だよ。ちょっと感動だよね。ケンカしてた日本人とも仲直りしてさ。島に出るために協力してたんだって。

 

 でもさ、ここで気に入らないのがさ。アメリカ人は生きてるくせに日本人は死んでんの。しかも刀はアメリカ人がもってんだよ。ふざけんなよアジア人でいいから日本人出せよ。俺はなプレデターズのヤクザとか、スターウォーズの座頭市みたいなな! アメリカ映画の日本人の戦闘シーンが大好きなんだよ。

 

 まあここをネチネチ言ってもしょうがない。このアメリカ人も仲間になってさ。船に乗って南を目指すんだよ。この船がさいいんだよ。日本のゼロ戦とさ。アメリカの戦闘機を組み合わせてつくってんの。カッコよくない!?

 

 んでさ、船に乗ってさ。元SATチームは大佐チームと合流すんだよ。

 ちなみにさ、元SATチームは、島の地下にキングコングよりヤバい化け物がいるらしいって知ってさ。しかもその化け物は調査隊が爆弾を落としたため目覚めたらしい。キングコングはそれに怒りヘリを襲いました。じつはキングコングは島を守っているのですって話になるんですよ。記者とキングコングが触れ合うシーンもありますよ。

 

 でさ、元SATと大佐が合流したはいいんだけどさ。キングコングを倒したい大佐は山奥に残された男を助ける名目でそのそばにある武器を取りに行きたい。だから一行は助けに行くんだけどさ。そしたら案の定、地下の化け物に襲われるんだよ。もちろん山奥の男も死んでる。

 

 武器を手に入れた大佐はキングコングを迎えに打つ。元SATは勝手にしろよと船に向かうも、やっぱりキングコングが助けたくてアメリカ人と記者とで引き返して大佐を止める。

 

 こっから先がさ。キングコング対地下の化け物の闘いだよ。カッコいいよねこのへん。

 

 んでさ、終わってめでたしめでたしなんだけどさ。スタッフロールがはじまったからって。席を立っちゃいけないよ。

 元SATと記者がさ。謎の部屋に連れてこられる。するとさ、ようこそ、まるまるへって言われるんだよね。どうやらさ、巨大生物と戦うための組織の基地らしいんだよね。

 

 んでさ、地質学者が言うのがさ。キングコングだけが王じゃない。他にも島が発見されてるって言ってさ。プロジェクターで流される五枚の壁画。それはまさしくゴジラ、ラドン、モスラ、キングギドラ。そして彼らが戦う怪獣大決戦が描かれた壁画で終わるわけだよ。

 

 もうさ、大興奮だよ。続き早く見たいよね。