そう、それが言いたかった

2010年にpixivではじめての処女作、『who are the hero』を投稿する。who are the heroを完結後は小説家になろうに移動。現在、思春期の少年、少女がゾンビたちが蹂躙する日本で戦う『エデンプロジェクト』と、はてなブログでネット小説書籍化本の批評ブログ、『そう、それがいいたかった』を更新中。

『平成ライダー対昭和ライダー仮面ライダー大戦』について

   いつのまにか、仮面ライダーが守る範囲ってせまくなった気がする。

 

 昨日から『平成ライダー対昭和ライダー仮面ライダー大戦』が劇場で公開されています。CMを観た時おどろきましたよ。しょっぱなから仮面ライダー1号の本郷猛が鎧武にむかって、「おまえのようなひよっこをライダーとは認めん!」って言いだしますからね。何事かと思いますよ。まだ観ていないんですが、なぜ本郷武が鎧武にそんなことを言うのか、気になるばかりです。

 

 

 

 

 それでですね、今朝、その映画の宣伝もかねてなのか、スーパー戦隊トッキュージャーと鎧武のコラボが行われていて、ちょっと観ていたんですよ。

 

 話の内容としては、トッキュージャーが鎧武のいる街にやってきて、そこに現れる地下帝国バダンの怪人と戦うというものです。それでそのとき、疑問におもったことがあるんです。それはですね、

 

 仮面ライダーって守る範囲がだんだんせまくなっていないか? というものです。

 

 たとえば仮面ライダー鎧武って、あくまで沢芽市の危機だけを守っていて、あの市から外に出ていませんよね。

 

 逆に、むかしの仮面ライダー1号や2号って、北は北海道、南は沖縄まで、けっこう遠くまで足を運んで怪人と戦っていたことが多かった気がするんですよ。

 

 僕は仮面ライダーは響からみはじめたんですが、たぶん仮面ライダーWあたりからはじまっているとおもうんですよね。あの作品も風都っていう狭い範囲を守っているじゃないですか。

 

 仮面ライダーOOOでも、昭和ライダーを意識したバッタのヤミーが出てくる回で主人公は、自分は両手をひろげた範囲のひとを救いたい、と昭和ライダーを否定するようなことを言っています。

 

 さらにその次のフォーゼも学園もので、やはり学校内での話にとどまっているんですよね。

 

 残念ながら、仮面ライダーウィザードは最後までみていないし、ちょっとこの流れの例外になっている気はするんですけど、確実に昭和ライダーと比べると守る範囲が狭くなっている気がするんですよね。 

 

 そういうことを考えると、誰にも褒められずに、怪人を倒しにいろんな地域に出向いて怪人を倒す昭和ライダーと一つの街にとどまってそこで仲間を守り、周囲と仲良くやっている平成ライダーという図がボクの頭の中に浮かぶんで、自分が本郷武だったらおなじことを言いたくなると思いました。

 

「おまえのようなひよっこをライダーとは認めん!」とね。